「シビルウォー」からの流れで明るく楽しくついでに世界を守るというような軽いノリのスパイダーマン。この姿こそが原作に近い本来のスパイダーマンの姿らしいのですが、サム・ライミ版の印象が強い自分にはやっぱり馴染めない…。
トニー・スタークってどこでも火種を作るなぁ…。いっそこの人が居ない方がこの世界は平和なんじゃないかなぁ。ホームカミングだけにピーターの学校生活の話がメインでちょっと退屈。大人に認めてもらいたいという10代の感情や葛藤なんかを描きたかったのでしょうけどどうでもいいなぁ…。トニー・スタークを父親に見立てるのは面白い。
バトルが始まればスパイダーマン特有のアクロバティックかつダイナミックな動きと映像で楽しませてくれる。コメディ色が驚くほど強い、もう少しドラマティックな要素があれば良かった。原作が好きな方には大いに楽しめる映画なのかも知れません。