鎌谷ミキ

スパイダーマン:ホームカミングの鎌谷ミキのレビュー・感想・評価

4.5
【2019.7.19 DVDレンタル鑑賞】

スパイダーマンって年々スゴくなってる気がする。アベンジャーズの一員という設定が一番大きいのかな。
サム・ライミ版がとっても好きな私ですが、本作のピーター・パーカーのキャラ設定にやられてしまいました。お茶目で可愛くって、母性本能くすぐる系といいましょうか。スパイディになるまでの説明なくても、筋肉ムキムキなのはデフォやな。

本作で忘れてはいけないのは、初代バッドマンことマイケル・キートンが人間味溢れるヴィランを演じていることですよね。年月を感じつつ、深みのあるヴァルチャーを演じていました。アクションシーンの派手さがよかったな。なんだよ、スパイディスーツ関係なく強いじゃないか!

トニー・スタークの登場の仕方がいちいち反則やわ。これぞおいしい役柄やないかい!

あれ?MJはあれだけなん?最新作で逆さまのスパイディとキスするんですね、わかります(笑)

なんなん、ちょいちょい挟むキャプテンアメリカの小ネタは(笑)

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はいっ!要点ほとんど語ってるから、今回は前回のレビューから。

やっと来ましたね!ジョン・ワッツ版1ホムカミ。ちゃんと『シビル・ウォー』出てきましたね、予習した方へのご褒美映像から物語は始まります。
これが過去作との大きな違い。背景を語らない。すぐにスパイディになる。「メイおばさんは大変だった」それぐらいかな。

さて。加点してまで褒めたい(前は★4)スパイディの未熟さがよく描かれていたことを。そうです、ピーター・パーカーは高校生だった。サム・ライミ版がどっしりかまえたピーターをトビー・マグワイアが演じていたから、どうしてもその点が気になるでしょうが、私たちは忘れてましたね。うん、人物像がとにかくいい。

『ウォールフラワー』観た後だと、憧れのリズのパーティー行った時に一旦抜けたピーターにされる仕打ちって…スクールカーストの下位なのかと錯覚してしまうよ…目立たないぐらいがトム・ホランドのピーターなのかな。
後、過去イチ意図せずに家や塀といった街中を壊しまくるというのはいただけないけど…

重要人物の友人ネッドも。まさかの、原作ではヴィランとなりうる存在らしい。本作でのコメディ要因にもなり、今までのスパイディと明らかに違うのは協力プレイ。やはり孤独のヒーローというイメージが強いスパイディ、アベンジャーズにも入り誰かと協力して戦うという新しい側面を本作から具体的に見せてくれた。

何度観てもマイケル・キートンいいっ!これだ!!ジョン・ワッツお得意(?)の"おじさん"が若者に説教する話(by『コップ・カー』)いいこと言われるから、スパイディは本気だすっ。有難いことに、この"おじさん"が複数いるのことも、ピーター感謝しなさいよ(誰視点?)

あ、みなさんのレビュー読んで『バードマン』観たくなりました。またの機会に。

あぁ、残り2作まで来た。。。『エンドゲーム』後のFFH。これね、MCU好きならわかると思うけど、覚悟が必要なんですよ…ついに。
鎌谷ミキ

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