社会のダストダス

スパイダーマン:ホームカミングの社会のダストダスのレビュー・感想・評価

3.3
🕷スパイダーマン🕸VS🦇バ××マン🐤あるいは(彼女のお父様との予期せぬ邂逅)

MCUマラソン16個め
ゼンデイヤのことを少し前までデンゼイヤだと思っていたのは恥ずかしいから内緒で。

スパイダーマンはサム・ライミ版は全部観ている …はずなんだけど、ほぼ記憶にございません。
アメージングな方は未見。
本作はヒーロー誕生までは省略されているので、どんなオリジンだったか思い出せずにモヤる。バ××マンみたいな話だったっけか、マジでうろ覚え。

15歳の少年ピーター・パーカー(トム・ホランド)は〝親愛なる隣人〟スパイダーマンとして自警活動を行う高校生。「シビル・ウォー」のアベンジャーズ内紛を職場体験し、その後もヒーローとしての大きな活躍を望んでいる。
でもスタークさんからはその後連絡がないし、お目付役のハッピーもなんか忙しそうで素っ気ない。そんなある日、アイアンマンとソーとハルクがATM強盗を働く瞬間を目撃する…

本作のヴィラン、エイドリアン/ヴァルチャーを演じるのは人類が誇る羽人間マイケル・キートン。過去に蝙蝠男を演じてた時も思ったけど、マスクをしている時よりも素の方が何倍も怖い。
あんな人に殺意を持たれたり、仮に彼女のお父様だった日にはヒーローを辞めたくなっても仕方がないな。

「アベンジャーズ」でのチタウリとの戦いから8年も経っているという設定にまず驚き。て事は作中は2020年くらいの設定なのか。巨大なエゴの塊だったトニー・スタークも本作でのピーターとの絡みは時間の経過を感じさせる。

顔は怖いけど生活のために悪事をやってるエイドリアンもこれまでとは少し違うヴィランで面白かった。本質的にはそこまで悪人じゃない感じが節々からにじみ出ている(従業員を過失致死にしてしまったが…)

昔のスパイダーマン作品はほぼ覚えて無かったけど、真っ二つになった船を繋ぎ止めるシーンは「スパイダーマン2」の電車を止めるシーンを思い出した。

タイトルは「スパイダーマン」だけどアイアンマン陣営のペッパーやハッピーが久々に出てたり、ヴァルチャーの狙いがスターク・インダストリーだったりと「アイアンマン」シリーズの後継作品のようにも見ることができた。
ロバート・ダウニー・Jrとマイケル・キートンのガチバトルも普通に見てみたかった。