ノッチ

ラビリンス 前編:指輪が導く十字軍との決戦のノッチのレビュー・感想・評価

2.5
友人シーラの手伝いで遺跡の発掘作業に参加していたアリスは、洞窟の中で2体の遺骨と迷路のような模様が彫られた指輪を発見する。

しかし発見された指輪は何者かに持ち去られ、シーラも行方不明となってしまう。

その日をきっかけに、中世の女性の幻覚を見るようになったアリスは、指輪に隠された秘密を調べ始めるうちに800年前にカルカソンヌで起きた恐ろしい事件を知る。

リドリー・スコット製作総指揮。

中世フランスの異端派弾圧と現代での聖杯探しの物語。

話はやや女性向け歴史ロマン?かと思います。

本作には「字幕版」が見当たらず、怪しげな「吹替版」しかありませんでした。

キリスト教カタリ派という宗派が弾圧された歴史に聖杯伝説を加え、カタリ派をかくまっていた都市の偉い人の娘が聖なる本を受け継いでいく話と、現代で聖杯を探している女の話が並行して進むのだが、なんかゴチャゴチャするだけという感じだった。

個人的には中世と現代で分けて欲しかった。

あと、余り導入部が上手くいっていない作品な印象。

原作は未読なのでなんともいえませんが、現代パートも中世パートも、ヒロインの紹介も済まないうちから次々に新キャラが登場。

更に題材が日本人にはピンと来ない“カタリ派”という事もあって、頭が整理出来ないままにどんどん話が進んでいってしまう。

しかし、映像的には悪くない出来。

合戦シーンは迫力があったし、おキレイな女優陣はセクシーショットも見せてくれるし。

ただ、終盤の戦闘シーンはカメラが超絶ブレブレで酔いますのでご注意を。
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