Yukiko

疑惑のチャンピオンのYukikoのレビュー・感想・評価

疑惑のチャンピオン(2015年製作の映画)
4.4
2018年9月16日
『疑惑のチャンピオン』 2015年イギリス・フランス制作
監督、スティーヴン・フリアーズ。

アメリカ合衆国の元自転車プロロードレース選手ランス・
アームストロングの一連のドーピング問題についての映画。
精巣癌に侵され、それが脳と肺に転移をし、成功率が低い
手術を受けて成功、癌を克服する。
その後、競技生活に復帰するにあたり、ドーピングについて
フェッラ―リに指南してもらい、スタッフの元、チーム仲間
も皆、ドーピングを行う。
そして、7年連続ツール・ド・フランスで優勝し、疑惑の
渦中での引退。捕まってはいない。
が、戻って来る!


”おいしい競技生活”はなかなか辞められないのですねぇ~。
ランス一人の力で優勝したわけじゃないのは、映画を
観れば当然と知る。
チーム仲間あってのランス、転倒もせず守られて、
スムーズに走らせていただいている。
その仲間に感謝をしなくちゃ。
仲間にいい思いをさせてやらないと。
ランディスが面白くないと反目したのは当然だ。

エリスロポエチン、自己血輸血(血液ドーピング)、
テストステロン、副腎皮質ステロイド、などを使用。

ドーピングが何故問題なのか?
以前にある国の水泳選手がステロイド剤やテストステロン
などの薬物疑惑があるとテレビで放映していた。
若い女性選手なのに、上半身が異様に筋肉質に発達し、
声は男性のように低い声。
一人だけじゃない!そのチームに何人も。

東ドイツの国では砲丸投げ選手に、女性だったのが
男性かと見間違うほど変貌した方がいる。

全ては長年ドーピングを続けた結果の副作用。
女性が男性化するなら、表面だけでなく体内部も
何らかの影響があるかも知れない。
病気になるかも知れない。

ランスの精巣癌も薬物乱用の結果と言うことはないの
だろうか?

そういえば、薬物疑惑の中、突然死した方もいたわね。

薬漬けにならないとスポーツできないのなら辞めちゃ
えばいいのに!
ドーピングを強要したスタッフや指南役の方々は、その
選手のその後の一生に責任を持たないと!!
たったの一時の選手生活の為に、その後の一生が台無し
じゃないですか!
後々、我が身の健康に危険が及ぶことを、重々承知
しないと!

主役のランス・アームストロング を演じた ベン・
フォスターさん、成りきり演技でした。
すばらしい!!
Yukiko

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