勝ったのは農民だ

エンド・オブ・キングダムの勝ったのは農民だのネタバレレビュー・内容・結末

エンド・オブ・キングダム(2016年製作の映画)
3.3

このレビューはネタバレを含みます

『エンド・オブ・ホワイトハウス』の続編で、自分も続けて鑑賞しました。

前作を未見の人は、まぁ序盤10分程度はこの人がどういう人物か分からずについていけないかもしれませんが、さほど問題なく楽しめると思います。♨️

とはいえ、前作を観ていた自分は

「あ、あの人、まだ死なずに元気だったのか…」

みたいな、知人と再会したような感覚を楽しめたので、やっぱり前作を観たうえでの鑑賞がベストだと思います。🤔

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【現実社会に置き換えて考えると、かなり粗が目立つ脚本です。】

あらすじは、

イギリス首相の急死にともない、その国葬がロンドンで行われることになり、各国の首脳が参列することになる。
そこで同時多発テロが発生する。
殆どの各国首脳が殺されていくなか、主人公マイク・バニングが護衛するベンジャミン・アッシャー米大統領はなんとか生き残り、テロリストからの追跡からの逃げ切りを図る。

という話です。
ウィキペディアには結末まで書いていました。😅


「もし日本の安倍総理が急死したら…、」と置き換えて考えると、警視庁は大変ですね。🇯🇵

今作には日本の総理大臣も少しだけ登場します。
❶ただ、その総理大臣は[ナクシマ・ツトム]という名前なんですが、もう少し自然な名前にするように、誰かアドバイス出来なかったんでしょうか❓🤔

❷何より警備が弱すぎます。👮‍♂️ 総理の車に運転手以外誰も同乗していないなんて日本のSPが観たら、「こんなもんじゃないよ」って、怒るどころか、むしろ鼻で笑うと思いますよ。🤣
❸それに国葬に参列するのに渋滞につかまって遅刻するなんてことがありますかね❓
色々なツッコミどころがあります。



❹それと、今回の犯人は誰をターゲットにしているのか分かりづらいんです。

最終的にはアメリカ大統領をターゲットにしているんでしょうが、他国の首脳もかなり沢山殺していますし、何より[首脳陣をロンドンに集めるためにイギリスの首相を病死に見せかけて殺す]っていう手段が、まどろっこしいんです。
まだ、1作目の方がシンプルでした。

実際にはトランプ氏がアメリカ大統領ですから、あの人こそ、いの一番にテロリストに狙われそうですけどね。😅

❺あと、前作から薄々感じていましたが、今作のマイク・バニングは、敵に容赦が全くありません。
積極的に殺しにいってる感じです。😓


そして、大統領の生存に歓喜するなかでモーガン・フリーマンだけは笑わないシーンは、既視感が凄かったです。🙁
「前作と全く同じじゃん」って感じました。

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【一方で、アクションシーンの迫力は前作以上だと思います。】

①序盤の同時多発テロも中々やりすぎで面白いんですけど、自分がすごいと思ったのは終盤の銃撃戦のくだりです。🔫

「ワンカット長回しでこんな映像どうやって撮ってるんだろう❓」って、疑問に思うぐらい、ビックリしました。

前作のアントワン・フークア監督からババク・ナジャフィ監督に変わりましたが、このシーンはかなり力を入れて撮ったと思います。

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【『エンド・オブ・ステイツ』は、DVDが出たら観ます。】

脚本に少し気に入らないところがありましたが、
一作目と二作目を立て続けに観て、

・女性が序盤で一人死ぬ

・敵の数が多すぎる

・爆撃の規模が半端ない

・主人公と大統領が一緒にやるボクシングやランニングが後に役に立ってくる

・主人公が敵と分かれば容赦なく殺す

・アメリカ側に一人は裏切り者がいる

・モーガン・フリーマンは渋い

・子供は大事

みたいな、このシリーズの方向性が固まってきたと思うので、そういう意味では価値ある2作目だと思います。

予告編を見る限り、3作目の『エンド・オブ・ステイツ』にはアーロン・エッカートがいないようですが、どうなるのか気になります。🤔