takanoひねもすのたり

COP CAR コップ・カーのtakanoひねもすのたりのレビュー・感想・評価

COP CAR コップ・カー(2015年製作の映画)
3.3
10歳のトラヴィスとハリソンは家出中。まっすぐ荒野を放浪中、無人のパトカーを発見。恐る恐る近付くと、おやドアが開く、鍵もある、エンジンかかったし、誰もいない(ニヤリ)
新しい遊び道具発見とばかりに、ご機嫌で乗り回し始める。
一方、パトカーを盗まれた保安官、実は悪徳警官でパトカーのトランクにヤバい物を積んでおり、遅ればせながらパトカーが無くなったことに気がつくと顔面蒼白…という出だし。

悪徳警官ケビン・ベーコンが、サイコに執拗にちびっ子達を追い詰める話かと思いきや、意外にも彼はうっかりさんな役どころ。
丁度良い具合の萎びた風情の小者感なケビンさん、どこかコミカルで牧歌的。

一方のちびっ子。周囲が荒野で牛しか辺りにいないとはいえ、10歳の子供が車を乗り回し、公道をぶっ飛ばす。マリオカートしかやったことないのに、子供の好奇心って怖い、あっという間にいっちょまえに運転できるようになっている。
おまけにパトカーに積んであった銃器で遊び始め…銃口を人に向けるわ、銃口を覗くわ、無邪気に扱うもんでこちらはハラハラ。

子供達の他愛もない、遊びの延長だった行為が思いがけない事態を引き起こす展開です。
ラスト、暗闇の中をパトカーを走らせ必死でハンドルを握るハリソンの表情に、決死の覚悟みたいなものが見えたような気がしました。
ちびっ子の成長譚でもあるのかも。
結構好きなタイプの作品でした。