カルダモン

COP CAR コップ・カーのカルダモンのレビュー・感想・評価

COP CAR コップ・カー(2015年製作の映画)
4.6
ケヴィン・ベーコンと悪ガキ2人の距離感、無線でのやりとりにニヤニヤが止まらない。
特にベーコンの焦りっぷり&子供の扱いに慣れてない感が最高で、たまにそれだけ見たくなる良作品だったりして。凝り固まった映画は疲れて嫌だな、なんて時にうってつけ。

そもそも荒野の一本道にクルマというロケーションが個人的に大好物ということもあり、評判は今ひとつなんだけど大好きな映画。評価3点台が目立つ中、5.0に迫るスコアが若干恥ずかしいが、このぐらいの映画に年1、2本出会えたら幸せなんだよね。

ヘッドライトの点け方もわからぬままパトランプを点灯させ、ギリギリ届くアクセルを踏み込み加速していくパトカーは、やがて少年の心情そのものとなって疾走する。無音の闇に赤と青のランプが悲鳴のように灯る最高のエンド。

子役の顔つきも台詞回しも自然。