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COP CAR コップ・カーのbopapaのレビュー・感想・評価

COP CAR コップ・カー(2015年製作の映画)
3.0
2019年 111本目

家出した10歳の子供2人、スタンドバイミーみたいに何もない草原を歩くお気楽な奴ら。この2人の無邪気さが良い加減で怖い。登場人物が全員アホなので、誰にも感情移入しなくて済む素敵な映画。


「こんにちは、私がアメリカン悪徳警官です」と言いながら現れるのは我らがケビン・ベーコンさん。めちゃくちゃ綺麗な奥さんもいるし超マイホームパパなのに何故お前はこんなに悪い人間の役ばかり演じるのか?あれか?悪役を演じる人程本当は善人なのさ!善人を演じてるヤツら程現実では悪人なんだぜぇ〜!って言うてるんかな、ケビン・スペイシーさんの文句はやめろよベーコンさん。

主な登場人物が5人で、全員が善人のゼの字も無さそうな悪人とアホと口の悪いおばちゃんなのですが、この5人が一堂に会する所は見所です。

しかし子供って何であんなに好奇心強いんでしょうね。作中で銃を無造作に扱うシーンがあるのですが、めちゃくちゃ怖い。ボクもこの子らと同じ歳の頃に親戚の家に行った時に、勝手に部屋に入って棚から拳銃を見つけて(今から思うとモデルガンなんですけどね)、弟らと「拳銃や!拳銃や!撃とう!撃ってみよう!」と言い、ティッシュの箱に押し当てて撃ったら凄い音がしてめちゃくちゃ怒られた記憶あります。

要するに子供に銃は持たせるな、子供にパトカーは乗らせるな、子供に無線は触らせるな、と。そういう映画です。
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