ジタバタ生きる姿の愛おしさ。
ボーダーの服が大好きで部下達から"ウォーリー"と呼ばれていた上司が「もがき楽しめ!」とよく言っていたのを思い出した。
全編iPhoneで撮ったというから凄い。しかも5s。
ロサンゼルスのクリスマスイブ。
恋人の浮気相手を見つけ出そうと街を歩き回るシンディ。
彼女を取り巻く夕日の色が好きだった。
タイトルが「タンジェリン」なのもよく分かる。
そして、その色合いだけではなくて、甘くて酸っぱくて果汁たっぷりで、硬そうな皮をむくのがめんどくさいかな?と思ったりするけど、実はそんなことはない。簡単に手でむける。そんなとこまでピッタリのタイトルだな、と思った。
外側だけでは中身は分からない。
人も果物も。
ショックな事があって、怒っていられるうちは、まだ元気が残っていることが多い。
その相手が大切であればあるほど、悲しいし怒りたいし許したい、けど難しい。でも。
クリスマスに雪が降ると嬉しい。
でもこんな半袖のクリスマスも素敵だなと思った。
ほわっと温かい気持ちになれるラストシーンだった。
私もジタバタ頑張ろう。