Jin

タンジェリンのJinのレビュー・感想・評価

タンジェリン(2015年製作の映画)
3.7
”男ってイヤね”



ロサンゼルスで生きるトランスジェンダーたちのクリスマスイヴの恋の物語。

トランスジェンダーたちの生活に密着した目線と、トランスジェンダーを”買う”タクシー運転手の目線で物語が進む。

全編iPhoneで撮影されたとは思えない映像美。
彩度を上げてるからか色彩豊かな画と、人物に近いカメラワーク、多数のシーンカット。
音楽も合わせてテンポが速くて引き込まれる。

ほとんどがプリプリ怒ったトランスジェンダーが早歩きするシーンなのに、みてて飽きないのがすごい。
観察対象として面白いからか。

アメリカ人のクリスマスイヴの浮かれ方、アルメニア人や黒人の扱われ方、性を売るトランスジェンダーや女の生活…
よく目にするものとは違ったディープなロスが、ポップに映し出されていた。

ショーンベイカーの映画は、ポップでディープなドキュメンタリーって感じ。意外と重いけど、勢いがよくて面白い。