TakahiroMiyashita

ザ・サークルのTakahiroMiyashitaのレビュー・感想・評価

ザ・サークル(2017年製作の映画)
3.0
前情報全く入れずにタイトルと上映時間で選んで見た。
はずやったけど余裕で予告見たことあって拍子抜けした。

内容は世界No.1シェアを誇るSNS企業がSNSの使い方を拗らせてく話。全ての情報を全人類でシェアすることで向上する安全性や利便性。それと引き換えに失われるプライバシー。
情報化によって暮らしやすさを追求することで逆に息苦しくなっていく世界。

SNSの長短所は紙一重で、良いところを極限まで引き出そうとすると、まぁこうなりかねんわなって感じ。

全体的に足早な展開でペラい内容になるのは仕方ないけど、ここはしっかり詰めて欲しいなっていう話の肝が雑やったり、SNSのスケールが大げさすぎてリアルさには欠けるしで、ちょっと映画に入り込みきれんシーンが多かった。
マーサー関連のシーンに至ってはすべてがストレンジ。

題材は今から近い未来にかけて起こり得る問題を描いてて、新鮮かつ面白いんやけどなあ。

俳優陣は豪華絢爛。
エマ・ワトソンの顔半分つり上げ表情がくそツボ。ウケる。

こういう誰でも想像つくような懸念も映像化されることは稀なことで、だからこそ見始めはだいぶ期待が高まった。
ところどころ面白かったけど映画全体ではやっぱうーんやな。

タイトルバックとエンディングのシンプルなモーショングラフィックスはなかなか好みやった。
TakahiroMiyashita

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