ザ・サークルのやまもりのネタバレレビュー・内容・結末

オチに全く納得がいかなかったのですが、あんなものなんでしょうか？

当事者意識無く面白半分や金銭目的で人の秘密(情報)を知り安全なところから、野次を飛ばす。人を傷つける。私腹を肥やす。
それがSNSがもたらす「悪」なのでは…？

「彼の死が人々の目を開く」とか言っていたけど、結局秘密を全て公開する世の中は変わっていないので、人々の目は閉じられたままにしか見えないし…。

SNSを通じて全ての秘密が無くなることは「悪」である為、それを阻止するという展開ではなく
プライバシーが透明化された新しい時代は必ずやってくる、それに抗う事は不可能と言った位置付けだったのが何とも消化不良。
前者のオチを予想してたので。

最初のカヤックのシーンではメイがかかってきた電話を無視して1人の時間を大切にしていたのに、
最後のカヤックのシーンではメイの周りにドローンが飛び交っていて完全にプライバシーが無くなったという対比になっていてゾッとしました。

展開も、言ってる事は分かるけど、映画としてはどうなんだろう？といった感じ。
サークルの利便性と危険性を交互にひたすら語っている場面が多い為か
中だるみしてしまう所もしばしば。

実際に何かが起こるのも終盤になってから。

音楽や場面転換の仕方は好きな感じでした。

エマ・ワトソンとカレン・ギラン(アニー)の身長差に萌えてしまいました。