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ザ・サークルのmasaのレビュー・感想・評価

ザ・サークル(2017年製作の映画)
3.7
SNS大企業「サークル」に入社することになったメイ(エマ・ワトソン)が、CEOのイーモン(トム・ハンクス)に新機能の「シーチェンジ」という小型カメラをつかって、メイのプライベートのない24時間リアルタイムを全世界に配信するという実験体に選ばれる。

現代社会にとてもリンクしているテーマで、悪い意味で一番身近に感じたシーンは、メイが入社したてで、右も左も分からない時に、スタッフからの「SNSのアカウントプロフィールを更新していない」とか「イベントにもっと参加しないと!」など…個人のプライバシーを無視した発言が、勧誘詐欺に近い言い方で嫌悪感を抱いてしまった。

【便利なものには大きな落とし穴がある】

生活を豊かにしてくれるデバイスが増え続けるなかで、過信し続けると自分に大きく返ってくる。

プライバシーがない時間程、辛いものは無いなぁ〜と…。(自分自身がそうなので)

現代社会を生きる人間にとって改めて【それら】の付き合い方を再確認できた映画でした。
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