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ザ・サークルのmoのレビュー・感想・評価

ザ・サークル(2017年製作の映画)
1.0
「プライバシーは逃げ」「見られてこそ完全性は成り立つ」という考えは面白い。けどわたしのなかのゴールデンラズベリー賞。まず提案される商品がダサい。会社もシステムもダサい。シェアって言葉がそもそも時代遅れ。何より全体的に蔓延している役者のドヤ顔がダサい。
四六時中モニター付けるって発想はもはや狂気の現代アートだとおもう。ミニマリストとかベジタリアンとか好きな人なのかな。やるのは勝手だけど、そこにギャラリーや観客を引き込んでしまおうとする作り手の神経とは。

とはいえ誰が何をするにもモニターとスマートフォンがちらつくのは怖かった。思い起こせばエマ・ワトソンは髪を切ったときやフェミニズムを語るとき「自分が女として見られ続けるのが怖かった」「四六時中監視されているのは嫌だった」と話していたことを思い出した。一般人や社会がこうなることはバカバカしいしダサいけど、ゴシップの対象は今でもサークルみたいな生活をしているのかもしれない。

それにしても作品を通してなにかを間接的に伝えるときの、説明の塩梅ってすごくむずかしいんだなと思った。一枚の絵だけでぱっとわかる作品もあれば、どんなに語らせても伝わらないものがある。恐らくわたしも説明不足のまま突っ走ってしまう派なので、反面教師として時折思い出してみようと思う。