眼鏡の錬金術師

ザ・サークルの眼鏡の錬金術師のネタバレレビュー・内容・結末

ザ・サークル(2017年製作の映画)
2.0

このレビューはネタバレを含みます

SNSの運営会社に勤めることになった主人公が、会社による超監視社会の推進に巻き込まれ、次第に取り返しのつかない事態になっていくサスペンスドラマ。

ちょっといきすぎた企業がこの物語の主軸にあるのだけど、普通はこんなシステム組む前に規制がかかるか、そもそも賛同する人は少ないんじゃないかと思う。

だからこの企業がここまで発展しているとこにやや現実味が乏しい感じはする。

サスペンスにしては怖さが足りず、もっと主人公が追い詰められても良かったんじゃないかなと思った。

僕も昔、SNSが走り出した頃、なんか友達が多いことや「いいね」が多いことが一つのステイタスのように感じてた時期もあったんだけど、幅が広がりすぎるといろんな属性の人がいるから不用意な発言はできなくなるし、どんどん不自由になってくから今はほとんどやらなくなった。

その当時は若かったので、承認欲求や寂しさとかがその根底にあったのだと思うけれど、今は自分自身と少しの周りの人達がいればアイデンティティを十分保てるようになったので必要なくなったのかなと理解している。