HARUSUI

ザ・サークルのHARUSUIのネタバレレビュー・内容・結末

ザ・サークル(2017年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

予告編を観て興味を惹かれて観賞しました。SNSがもたらす脅威がテーマなのですが、内容は斬新です。近未来型SNSの脅威と、自分が正しいと、突き進み暴走する主人公が主な内容でしょうか?
主人公に感情移入できないため、結構長時間観ていると苦痛です。

主人公メイは田舎暮らしで、職も正社員ではない。
友人アニーの力添えで、大手のIT企業サークルの就職面接を受けられることになった。
面接をクリアし、晴れて入職。
サークルの新プロジェクトであるシーチェンジ。超小型ハイテクカメラをありとあらゆる場所に置き、秘密を抱えない、みんなで情報は共有するなど、個々の透明化を図るというものだ。メイはCEOの考え方に深く賛同する。一方で、アニーはCEOや他の幹部の考え方についていけなくなる。しかし、メイは自分が透明化の実験となり、プライバシーのない世界を選択、さらに選挙をシーチェンジで行なったり、選挙権の年齢に到達した人のシーチェンジ加入の義務化を提案する。
アニーは、メイから離れていく。
勢いに乗っていたメイは、シーチェンジの所為で周りが傷ついていることを知ってはいるが、我が道を突き進んだ結果、悲劇が起こる。悲しみを乗り越え、メイはCEOらに新たな提案をして、サークルを去る。一矢報いたように見えるが…

メイの行動が兎に角腹立たしい。自業自得そのもの。
田舎暮らしの両親も、メイに依存しているように見える。
そしてマーサーも、メイに気があるように見えるのだが、発する言葉が、嫌味に聞こえるというか、冷たく聞こえる。
メイの発言の、秘密=嘘です。は、全く共感できない。 この2つの単語は決して同義語ではないです。

今回、SNSの脅威を斬新な内容で訴えたというおもしろさと、メイ役のエマ・ワトソンが可愛かったので、平均評価です。
とあるセリフに、どうしても意義を唱えたいです。
メイの透明化でトイレも監視されているのではと心配するアニーに、メイが言う一言。
大丈夫、トイレに入ってから3分間はカメラはOFFになる。
待って待って、3分間じゃ済まない時もあるのですが!!
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