SNSが突き詰めていったとき、本当の恐怖に変わっていく。プライバシーとは？人間にとって大切なものとは？
エマ・ワトソン演じる主人公メイは、超大手企業「サークル」から内定をもらい、グッピー（新人）として働き始めます。
ちなみに親友役にGotGのネビュラでお馴染みのカレン・ギランも出演してます。彼女がかなり味わい深い良い役してるので、MCUファンの方も是非ご覧ください。
待遇も良くて、家族にも保険の援助をしてくれるなど、願ったり叶ったりな日々を送るようになったメイ。
しかし、同社の新サービス「シーチェンジ」のモデルケースに抜擢されてから生活が一変。メイの私生活は赤裸々に全世界の人々に配信されてしまうのです。
カヤックに乗った際に溺れそうになり、彼女がしていることがわかっていたため、救われ、一命を取り留めるという良いことがある一方で、友人のマーサーや家族とは上手くいかなくなっていきます。
SNSに取り巻かれた今の環境であれば、メイの周りに起こりうる苦難は想像に易いはずですが、多くの方々と繋がっていることと注目されることで感覚が麻痺していくんですね。
予想を超えるような大きな展開や演出があるわけではないですが、SNSが当たり前の現代に生きる方々は観て損はない作品だと思います。
また、キャストもいいです。エマ・ワトソンと前述したカレン・ギランを筆頭に、「サークル」のCEOイーモン・ベイリー役をトム・ハンクス、メイに助言をしてくれる会社の先輩タイ・ラフィートを「デトロイト」のジョン・ボイエガが演じます。
演技力に定評のある役者が脇を固めるので、かなり見応えはあります。
