仁義なき戦い 頂上作戦の作品情報・感想・評価

仁義なき戦い 頂上作戦1974年製作の映画)

製作国:

上映時間:101分

ジャンル:

3.9

「仁義なき戦い 頂上作戦」に投稿された感想・評価

貝崎

貝崎の感想・評価

4.5
代理戦争のつづき。広能(菅原文太)がまた捕まってフェードアウト。主人公が不在すぎる映画だなまじで。

今作でやっと一般市民と警察が動き出して、組長クラスが続々逮捕される頂上作戦。広島やくざ崩壊に向かっていく。どんどん誰もあとに引けない感じが出ていてガチャガチャしてたらいつのまにか、静かにクライマックスを迎えてた。というより90分ずっとクライマックスだったんだ。全体的に空気がやばい。不穏すぎる。血と泥のにおいが画いっぱいに充満してる。
最後の裁判所のシーンがよかったね。広能と武田(小林旭)の何ともいえん哀愁漂う姿。「もうわしらの時代は終いで」

実質の仁義なき戦い終了ということでもう満足ですがラスト一本完結篇。
この辺りから若者を中心とした物語になって来て、「世代交代」が強調されて来たなと思わされました。
り

りの感想・評価

3.6
前作とは違い、大御所たちの出演シーンは減り、血気盛んな若衆のシーンが多目。最後の広能と武田が交わす言葉の通り、ヤクザ世界の中でも時代が移ろいでいる。幹部たちから威勢がなくなっていくのに対し、さらに増していく山守と打本の狡猾さ。そこの描き方がとにかく見事。
暴力団および暴力が何ももたらさないというメッセージ性とエンタメ性を上手く融合させていて、そこがまた凄いなぁ。
戦後、ヤクザはある意味で不可欠な部分があったが、復興を遂げていく中で次第に淘汰されていく。その様子を1970年代に映画として表現したのは本当に感服。
仁義なきシリーズ4作目!
警察や新聞屋、世論の動きが活発になっていくにつれ、ヤクザ連中のタマの狙い合いもこれまで以上に激しくなっていきます。
この頂上作戦で特に痺れるのは武田(小林旭)と岩井(梅宮辰夫)の2人。特に武田の「広島極道は芋かもしれんが、旅の風下に立った事はいっぺんもないんで」というセリフのあまりのかっこよさには漏らしそうになりました。
広能(菅原文太)がまたも逮捕され、山守(金子信雄)や打本(加藤武)らも逮捕される。ラストの広能と武田が窓から雪が吹くなか並んで座り語り合うシーンは一つの時代の終わりを感じさせます。
ここまででこの4作目は特に好きな作品ですね。さて、最後の5作目では一体どうなるのか!?
mtmt

mtmtの感想・評価

3.8
前作から引き続き広島抗争事件を描くシリーズ4作目。今作ではシリーズの根幹をなす梅宮辰夫、小林旭そして主役の菅原文太にも増して松方弘樹の鬼気迫る熱演が光っていた。しかしいよいよ追い詰められた菅原演じる広能昌三がこれからどう巻き返すのか、あるいは巻き返せないのか。当時ファンは次作を心待ちにしたのだろうな。
KURUTO

KURUTOの感想・評価

4.0
【記録】

このレビューはネタバレを含みます

戦後の広島で起きたヤクザの広島抗争を描いた実録ヤクザ映画のシリーズ第4弾。
血を血で洗う一大抗争が繰り広げられた昭和38年~昭和39年。
山守組への報復を決意した広能(菅原文太)は、後ろ盾の明石組の力も借りて全国から1000人規模の応援組員を広島へと終結させるが…。

広島抗争の顛末を描いた本作だが、ほとんどの場面では二分された勢力による構図がハッキリしてしまったので、前作の様な組織内外での駆け引きは少し控えめになった印象。
広能の怒りで幕切れとなった前作の続きという事を考えても、そこのテンションからは幾分か落ちたような気はしなくもない。
でもタガが外れたように繰り返される報復の連鎖はひどいもんだけどね。

抗争が激しくなって堅気にまで被害が及んだもんだから、ついに警察やマスコミと言った世論も動き出す。
そういう意味ではヤクザ以外の勢力による状況への介入が大きくなってくる段階なのだけど、作劇的にはそのあたりの別視点での描写は最低限で、あくまでヤクザ同士の抗争で話に終始するので警察と暴力団の駆け引きといった面白くなりそうな部分には踏み込まない。
それが故に、これから一大戦争だという時に逮捕される広能の描写は警察視点での熱量があまり伝わってこないので、どこか淡泊に感じられたかな。
史実を基に脚色しているわけだし無かった戦争を有った様に描く必要はないけれど、物語上の広能と山守(金子信雄)の対決という意味では不完全燃焼なまま終わってしまった気はする。

本作で事態を悪化させるのは主に若い衆の暴走か。
前作までの若い衆は状況に翻弄された鉄砲玉の悲劇的な側面が強かったけど、今作では後先考えない奴らの行動がイカンなあ。
まあそれもこれも煮え切らない打本(加藤武)という存在が原因でもあるのだけど、本作の打本はよりコミック的な可笑しさのある場面も出てきて、全体的に広能のギラギラした存在感で支えられていた前作までとは少し作風が変わった気がしなくもない。
打本組の若い衆が山守を殺ろうと出て行ったって話を、打本自身が山守組の武田(小林旭)に電話したシーンは笑ってしまったw

中盤で逮捕されて退場してしまう広能に代わって、話の中で存在感を増すのは山守組ナンバー2の武田。
いかにもインテリヤクザ風な感じが良いね。
ヤクザを取り巻く時代の変化を感じつつこの抗争をまとめ上げようとする姿が、タヌキ親父の山守との対比も相まって非常に格好良く見えてしまったw
広能とはまた違ったタイプの格好良さだ。

結果的に両勢力とも得るもののない抗争で終わってしまったこの一連の出来事。
寒そうな裁判所の廊下で話し合う広能と武田の姿が、この戦争の虚しさを実感させる。
考えてみれば二人とも山守というタヌキ親父に翻弄された間柄なんだなあ。
日に日に私は凶暴性が増していってます……👹
だから、これだけは言いたいのです……
町長さんが臭かったら許さん😡💢

町長さん臭い👴…チョウチョウサンクサイ👴…チョウチョウサンクセン👴…チョウチョウサクセン👴…チョウジョウサクセン👴……

だから「仁義なき戦い 頂上作戦」!!
コレをレビューしないといけません!!

シリーズ4作目ですが飽きないし面白いです💖
このキャストの豪華さは異常です……
邦画史上でも類を見ないゴージャスさであり、
町長さん臭いとか書いてる自分を恥じたい😢

物語も佳境に入ってきました。
上は甘い密を吸い下は命知らずの若者達、
その狭間にいる正直者がバカをみる構図は
ヤクザに限らず一般社会でも同じ事……。
極道に正直者という表現は変だけれども
一般社会と似て通じるモノを感じました。

小林旭さんのグラサン渋いッス、マジ渋いッス
……フリースタイル具合にマジ渋いっス……
STOP CHECH IT OUT YO MAN 🎵
🎵君こそ渋いぜ BOSE MY MAN 🎵

次の「完結編」を観たらシリーズ完遂です💖
NORIDAR

NORIDARの感想・評価

3.6

このレビューはネタバレを含みます

シリーズ第四作。

自らの足を使う事のない権力の高い者程のうのうと暮らしていく暴力社会の不条理さと個々の時代の終わりを悟り寒さの中震えながら会話を交わす終幕が超クーーーール!!

淡々と描かれていくストーリーはラストのシーンがあってこその作りで、全体を見通して構成されているのが伺える。仁義シリーズはいつも構成が素晴らしい。

シリーズ通して本当に好き。



今作の暴力描写見所は鼻削ぎ落とし!
打本と牧村も鼻そがれりゃ良いのに!
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