てぃだ

光のノスタルジアのてぃだのレビュー・感想・評価

光のノスタルジア(2010年製作の映画)
3.5
「現在」は存在しない。
あるとすれば僕らの意識の中でだけ。


そうかもしれない。
そうじゃないかもしれない。
僕らが信じたいだけかもしれない。
こうしてる間にも時間はどんどん
過去になっていく。


もしかしたら
現在だけでなく未来とやらも
実は存在しないのかもしれない。
現在と未来はあくまで
文学や物語的な概念に過ぎないの
かもしれない。

空を見上げれば
いくらでも星が見える場所に
住んでいながら
星のドキュメンタリー見るとか
何だか皮肉な話だなぁ自分

と思いながら見ていたら


フォーカスは
チリの独裁政権の歴史と
そこで失われた命と
その遺骨を探し続ける遺族の
果てしない旅へ

雄大なアタカマ砂漠
そこから天体望遠鏡で
宇宙を研究する天文学者たちと
地上で骨を探し続ける人々

どちらも追っているのは過去
天体望遠鏡で星を探すように
砂漠の遺骨も探せたら。

カルシウム
てぃだ

てぃだ