弁慶丸

荒武者キートン/キートンの激流危機一髪!の弁慶丸のレビュー・感想・評価

4.5
Our Hospitality
邦訳も好きな感じで荒武者と。名は体を表すと言いますか、作品の雰囲気が伝わってきます。武者じゃあなく"荒"武者てところが。
白黒無声映画で古く(1923)、さらに時代設定がさらに古い(1800年代?)ときました。カラーに慣れた若者には期待と不安が募るが、楽しい時間はいつの間にやら。
その時代の情景を支える物たちがいちいち面白く興味深い。深かったり浅かったりする帽子やペダルもチェーンもない自転車、人が走る速度と同じような汽車などなど。
滑稽な場面でいっぱいの映画だが、それを表現するための演技、登場人物たちの体の張り方には驚かされてばかりでした。
観終わった頃には身振り手振り、表情の変化が観る前より大袈裟になってます。
弁慶丸

弁慶丸