いやーな音楽、淡々と主人公マイケルの後ろ姿を追うカメラワーク。とてもセンスがある作品でした。派手なシーンは少ないですが要所にドギツいシーンをぶっ込んで来ます。アルバニアマフィア怖いっす！情け無用の殺し屋ですわ。だけど、その上を行くのが主人公の刑事マイケル。いやーゲスいっす！非合法バーに押し入り薬や金を奪うってもう刑事じゃ無いですよ。まぁ、色々楽しんだ終着地点がこの映画になるのですが、あれよあれよと言う間に八方塞がりになりにっちもさっちも行かない状態になるのが見ていて何とも言えません。自業自得なんですけど、ただ、その生き様は何か刹那的で、社会に対する不満や行き場の無い正義感、などが含まれていたようにも思えます。詳しく語られなかったが10年前の元相棒を告発した時から彼の人生は大きく動き初めていたのかも知れません…。
中々見応えのある作品でした。
