スギノイチ

新・兵隊やくざのスギノイチのレビュー・感想・評価

新・兵隊やくざ(1966年製作の映画)
3.0
今回は、1作目でもちょろっと出てきた憲兵隊との戦いがメインだ。
満州をうろついていたら「ハヤブサ」と呼ばれる超スパルタ部隊に拾われる2人。
前作に引き続き、仮病の有田に気が狂ったふりをする大宮。
案の定速攻でバレ、リンチを食らうが大宮無双で返り討ち。(1人で一個中隊を壊滅させる等もはや人間じゃない)
身体検査のシーンで、大宮の隠し拳銃がデカマラとみなされるのが可笑しい。

後半は、脱走した2人がピー屋(慰安所)を始めるという自由な展開に。
普段軍服ばかりなせいか、皮ジャンの大宮が新鮮でカッコいい。
あれよあれよと慰安婦の1人と結婚までしてしまう大宮。
そこに殺人憲兵・青柳(成田三樹夫)が出現。
憲兵隊から凄惨なリンチを受けるも、大宮の武力と有田の智謀で切り抜ける。
牢屋の中から青柳の手を捉え、指を折りまくっていく大宮が凄まじい。

「上等兵殿が寂しくなった時は自分も寂しくなります…だから解っちゃうんです」
「上等兵殿の世話は自分がします!」
と、ホモホモしさもアップし、2人はもはや夫婦と化してしまう。
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