エージェント竹

殿、利息でござる!のエージェント竹のレビュー・感想・評価

殿、利息でござる!(2016年製作の映画)
3.4
重税を課され生活に限界が来た百姓たちが夜逃げに走ることが多発していた宿場町で、百姓の負担を軽減するためにそれぞれがなけなしの金をかき集めて延1000両をお上に貸し付けて利子をいただく作戦に打ちでた百姓たちの水面下での奮闘物語。

百姓と百姓たちの親分、大親分の肝煎、大肝煎が力を合わせて藩に立ち向かうのは、小さな力でも合わせれば強大な力に勝てるという教訓にもなるような話だが、これが実話なのが驚きです。

このお金を貸し付けた利子は決して自分の懐には返ってこない、みんなのために使われるだけなのに、自分の家財や宝を売り叩いてまでお金を捻出するのは、すごいなと思った。果たして自分がこの場にいてここまで人のためにできたのかなと。特に浅野屋さん(酒造メーカ)の覚悟はすごかったです。先代からの覚悟が、、だから今も続くような店になれたのかな

昔の人の伝説的な実話はすごい衝撃を受けるとともに、今の自分と比較して反省させられますね