凄い‼️ラスト強烈すぎる‼️
カンヌ国際映画祭で脚本賞を獲得した作品だけある。唸る脚本だった👏
そして今回は邦題がイイ‼️
直訳だと Chronic=慢性的な ですから...
劇中、音楽は一切なく環境音とセリフのみ。「無音」だからこそ、ぐっと惹き込まれた。物凄く静かでほとんどが暗い。
でも一瞬とも目を逸らされない。逸らしたくない。なんという惹きつけ方だろう。
ストーリーとしては1人の中年の介護士の苦悩の物語。そこには死の近い依頼人の患者へ丁寧に精一杯の介護をする姿がある。
日本でも最近ニュースを賑わせたけど、(難病ALSの女性に医師が嘱託殺人をした事件)この安楽死・尊厳死問題もこの主人公に深く絡んではいるのだけど、それはまた別にして、この映画が本当に描きたい事とは...主人公デヴィッド(ティム・ロス)の"喪失との闘い"なのかな?と感じながら鑑賞していました。
妻子がいたが、離婚していてずっと独身でいるデヴィッド。医学生で頑張っている娘サラ(サラ・サザーランド:キーファー・サザーランドの実娘)のFacebookを密かに見てはいつもチェックしている。サラにはダンという兄がいたようなのだが、重い病気でデイビットによって安楽死させられた様子(その内容は出て来ません)そこから家庭崩壊に繋がったようでもあり...
その喪失感を誰かを手助けすることで気持ちのバランスを取るような...
ところがラストにまた衝撃があって...😨
これはとんでもない秀作‼️
素晴らしい映画ですが、とても暗いので、好まれない方がきっと多いのだろうな...
こーいう映画こそ観て感じて、自分なら?と思いを回らせるよい機会になると思うのだけど。
ご覧になった方で最後はどう捉えられましたか?
事故?それとも...
※午前中の作品があまりにも合わなくて😓その後この作品を観れて、気持ちが3倍位上昇⤴️したかな?💦
明るくなれる内容ではないけれど、映画好きで良かったと思える出会いでした。