或る終焉の作品情報・感想・評価 - 3ページ目

「或る終焉」に投稿された感想・評価

pikake

pikakeの感想・評価

3.8
彼の献身さは慈悲深さゆえのものか、無償の愛情ゆえのものか、彼が行った過去への償いゆえのものか…
穏やかに逝く者、苦しみながら逝く者、自ら望む者、突然逝く者。
死を看取り続けていくものが背負うもの
とは…
ラストは衝撃を受け、そのまま無音のエンドロールへ…気持ちの整理がつかなかった。
間違って録画しちゃった映画だったんだけど大当たり。ティムロスが本物の介護士に見えた。
ミシェル・フランコ以上に冷めた視線で世の中を見ている人はいないのでは
ゆうや

ゆうやの感想・評価

3.5

このレビューはネタバレを含みます

ティムロス主演ということで。

サラの時点でえ、妻?でもさっき姪と話してたけど患者看護師の関係で話してましたよね?妄想癖??ストーカー??(まだナディアの説明ないからそう勘違いした)めっちゃやべえ奴やんけ。

しかしジョンで患者と親密になりすぎるやつか?と分からんくなる。

どうでもいいけど手を握ってたのを離すときポンと触れる仕草にやられた、ティムロスー!

訴えられた件は腹立ったわ。なんやあの扉あけっぱにしていくババアの顔。何考えてんのか想像豊かやな!

これだけ患者に入れ込んで最期を看取る、繰り返してたらそらまあ病むわ。マーサなんか淡々と終わらせたしね。

最後は唐突に一瞬で。からの無音のエンドロール、後味悪いとも思えない。なんか分かる気がしないでもない。
ほぼ?BGMが無いんで現実っぽいよね
原題:Cronic= 慢性の…。(;´Д`)ナニ?要は介護士の『慢性の鬱』を描いているそうです。そんな鬱映画なので鑑賞後は凹みます👍🏻✨ココロがヒリヒリします。自ら望んで手を出す必要があるのかしら?て作品です

ほぼ全編で多用される”定点カメラでワンカット”という手法で末期患者と介護士の日常を淡々と描いています。で観客は記録映画🎞を観ているような気になって来ます。タイトル通り『鬱々とした作品』なので映画の鑑賞後にハッピーになりたい、て方は本作は避けましょう((((((ノ゚⊿゚)ノ💦

介護経験がある方は入りやすく理解出来る点の多い世界観ですが、なにせ主人公の『闇(病み)が深すぎ』てツライ。懸命な介護・いびつな献身・なぜなら…とミステリー要素もあり〼
yuka

yukaの感想・評価

3.8

このレビューはネタバレを含みます

これも映画館で観ようと思ってたのにタイミング合わんで観れんやったやつやな

これはネタバレかな、
エイズがテーマの映画だったことにびっくりした。勝手にガン的なとのだと思ってた。

終わり方がやばい。「え!???」ってなる普通に辛い

前半の笑える感じからの眉間にしわ寄せて見てしまう感じ

でも完全に夫婦の闘病記的なの期待してたけど全然ちがかった

ED無音やべぇ

このレビューはネタバレを含みます

終末患者看護師である男の親身な介護の様子を固定カメラで淡々と撮った映画

身寄りのない人、親族に見放された人、孤独な人たちの最期に寄り添うこの男は、何のためこの仕事をしているのか、自身の孤独の慰めか、息子を亡くした罪悪感からか…
家族のように接した患者を次々看取って、こんなに苦しくて悲しいのに、陽の光だけはずっと美しくて、それが現実の残酷さを強調していた なぜか男を責めるようだった
鬱な気分の時って雲ひとつ無い晴天が一番キく。ダメージを受けるという意味で
本当に鬱屈した気持ちになる 私がそう感じるせいかもしれない きらきらした日差しが彼らにだけより暗い影を落とすように思うのは

冒頭、やせ細った女性の体を拭くところ 窓から差し込む朝の光が骨の浮いた体の明暗を柔らかく描いていて、病的な肉体に宗教彫刻のような神々しさを宿していた

ラストは、こういう風にしたくて終始固定の長回しなんだ、なるほどね ってまず思った
終わりのないように見えた慢性的悲しみに突然に終焉が訪れる
まったくドラマチックじゃないし、 救われてたのかどうかもわからないけど、一貫して無機質なカメラワークのせいか、そうか人の最期ってこんなものだよねって意外とすんなり飲み込めてしまった
みたときの気分によって受け止め方は変わりそうだ…悲劇の絡んだ最期じゃなかったのが、まだ良かったかな、、
Masa

Masaの感想・評価

3.4
原題: Chronic
直訳: 慢性的な

ー 孤独な魂が寄り添う 親密なる最期の時

なんか重そうだけど、サクッと観れる尺だし、「海の上のピアニスト」「レザボア・ドッグス」でお気に入りのティム・ロス主演ということで鑑賞。

終末期患者の看護師の生活を追う。
未知の世界で興味深かった。

BGMなし。淡々と進む。何気ないカットに長い時間を取るが、なんだか見入ってしまう。重要なところの感想はネタバレというか、半減するから言いたくない。

予告編とかもあんまり観ないで、集中して観て欲しい。
えっ…
タイトルはつまり、そういう…?

「あーこういう、音楽ナシで、動かん場面も長~く撮って、カンヌ獲るようなやつな!!」みたいな気持ちで見てたんだけど、しかし終末期の看護士というものには今まで全く馴染みがないので、実はちょっと興味がありました。

すげぇな終末期の看護士!
スゴすぎて、見れば見るほど意味がわかりませんな。
人生の最期に寄り添う仕事、とかのレベルじゃないんだな。人生の一部になってるやん。これ、看護士ってみんなこうなの?

そもそも看護士を選ぶくらいだから、みんな優しい人間なんだな。って思うけど、むしろそんな優しい人がこんな目に遭い続けて、耐えられんの?
ここまで入れ込んでいれば、もうそれは仕事の域を超えた、自分の事じゃないですか。何回もキツイ思いを繰り返すのは、しんどくないか。
これを見てるだけで、私もだいぶしんどいです。

苦しんでる人が大切な人であればあるほど、助けたい気持ちと、見てられない気持ちは大きいものでしょ。
大切に思いながらも、助けられない事実があって、それでも最期まで見ている。という、全てが摂理に反するムチャをしてるワケでしょ?
イヤ~…

私が知りたかったのは、そこまでしてこの仕事をしていることの、やりがいがどのあたりにあるのか。もし彼がこの仕事のことで苦しんでいるとしたら、どういう打開策に向かっていくのか。それとも、耐えきれずに壊れるのか。
彼が患者の一部になることで、患者に何か変化はあるのか。
それと、血の繋がりのある家族の態度がちょくちょく気になるけども、家族と他人での看護の認識はどう違うものなのか。あたりのことでした。

だからこそ…
こんな…

こんな終焉があっていいんですかね…
……看護士って仕事は…
看護士って仕事は…………

誰かが絶対にしないといけない仕事だけど、それを、ここまで全うしきった彼の結末がこれでは、あまりにも…
看護士という仕事がまだまだ欠陥だらけだということを思い知らされました。こんなに看護士に向いている男でも、これか。

やるせなく、答えのない映画でした。
看護士を褒めたたえるレビューを書きたかったよ…
淡々とある介護師の日常を描いたといってはそれまでだけど、内容はリアルで重たかった。
いずれ自分も同じ立場になるのだろうか。