「観てねぇなぁー」と思って観たら
「あぁ観てたわ」ってなったけど
多分それを2〜3回くらい繰り返してる気がする。
子供の頃から何度も見る"嫌な夢"って
みんな少なからずあると思うんですけど
ああいうのって導入部分からいつも同じじゃないですか。
「あれ、この状況って(...またあれじゃん)」
みたいな。
本作もまんまそれで。
観てないと思って観始めるも、
序盤から薄々「どこかで観たシーンだなぁ」
とチラチラ記憶が刺激されていく。
そして主人公の2人が祖父母のいる
あの雪景色の駅のホームに降り立った瞬間
「あぁ、ここね、これかぁ…」
と、確信に変わる。
これをもう本当に2〜3回やってる。
それこそまさに
【この世界(作品)への『訪問』】ではないか…。
それも、何度も初めての気持ちで訪れてしまうという。
本当に嫌な(怖い)記憶っていうのは
人間は防衛本能から忘れてしまう、というのは
巷では有名な話であり、この現象も多分その類のそれだと思う。
別に怖い映画なんてもっといっぱいあるんすけどね、なんだろうねこの胸に残る不快感、やっぱ独特なんですわ。
そんな体験をさせてくれる今作
悔しいが、傑作なのだろう。
シャマランは生涯通してこれを超える作品を創れるのか…
次作の予告編観たけど、なんとも微妙そうで心配です。
