個人的にはすごくおもしろかった。笑いの使いどころ（映画について熱く語る姉の画のあとに大写しになった変顔の弟のカットを持ってくる）とか、「姉の製作した作品である」という姿勢をぎりぎりのところで耐えながらも最後まで貫くところとか。『シックス・センス』のときも思ったけど、びっくり系ホラーの使い方が上手だと思う。数という点でもそうだけど、びっくり系ホラーありきにはせず、じわじわ系と組み合わせて使ったり、しかし本当に大事な時にはダイレクトに差し込んだり……。
怖さのピークをいちにちの終わりに持ってきて、次の瞬間にはあっさり次の日になってるっていう、あの話の進め方も良かった。怖さがリセットされるような錯覚を思えるが、しかしそれは静かに蓄積し続け、クライマックスのあのシーンによって爆発する……。
アマプラのサムネ（？）が若干ネタバレになっており残念。あと、このポスター詐欺はひどすぎる。これつくった人、映画観てないだろ。
個人的にかなり良かったので母に（半ば無理やり）観てもらったけど、「なんで観せようと思った？」といわれてしまった。いや～面白くないですか？”実は”のオチも、私全然気づかなかったし……。
