「M・ナイト・シャマラン復活ッッ!!」
「M・ナイト・シャマラン復活ッッ!!」
実は、シャマラン監督の作品はだいたい観てきましたが、シックスセンス以降ちょっと下降気味だなぁと感じていました。みんなそうかもしれませんが。
サインはけっこう好きですけどね。
この人の作品がちょっとだけ苦手になってきた理由が、シックスセンス以降の映画の煽りに、必ずどんでん返し系のオチがありますよという宣伝があったことと、更にその内容に監督自身の作家性が上手くマッチしていないんじゃないかってずっと思ってたんですね。なんか評論家みたいで生意気ですね、ごめんよシャマラン。
つまり、こんなオチのために散々引っ張ってきたのこの映画?と感じてしまう程、途中の内容がかなり面倒くさいなと感じてしまっていました、オチが微妙であればある程。ヴィレッジとか特に。好きか嫌いかで言えば好きではあるんだけども。
監督自身が出演しているのもそれに拍車をかけていましたね。
例えるなら、物凄くシンプルなミステリー映画に村上春樹テイストを加えてうす〜く引伸ばしていくイメージの映画。
なんだかなぁ、と。
ただ!!
今回はですね、初めに烈海王も言っているように、僕的にはシャマラン監督完全復活だと思いましたね。
純粋にホラー映画として楽しめました。
部屋の電気消して音量を上げて観たんですけど、すみません怖すぎました。暗闇からいきなり老人のアップは超怖ぇーっすよ。
すごくシンプルでオチも読めますが、それが逆に良かったです。おばあちゃん怖すぎ。おじいちゃん不気味。
姉弟役の二人の子もかなり演技が上手くて、最後はまさかのちょっと感動してしまいました。特に姉のベッカ役のオリヴィア・デヨングちゃんの演技は圧巻です。
賛否両論な映画なのは間違いないですが、僕はアリでした。オススメです。
あ、あとパッケージの3つの約束はそこまで重要なキーワードじゃないので気にしないでくださいね。