1週間の休暇で祖父母の家を訪れた姉弟に襲いかかる恐怖を描いたサスペンスホラー。
姉弟が祖父母と疎遠になってしまった母のためのドキュメンタリー映画を作るという設定の為か、ホラー映画で最近よくあるPOV風に映画は進むが、そこら辺の流行りに乗っかったホラー映画とは別格で、その辺は流石シャマラン監督。
姉弟のトラウマである鏡とアメフトや母の家出の過去など、細かい設定がポイントとなってくるあたりが、シックスセンスの頃を思わせてくれて嬉しい。
一見冷静だけどサイコパス的なじいちゃん。
日が暮れると完全に壊れるばあちゃん。
お化けやモンスターが出てくる訳じゃないけど、次第におかしくなる二人の対照的なあの狂気はそれ以上の恐怖。
そして中盤で明かされる1つの真実によって新たな恐怖の連鎖を引き起こすあたり良く出来てる。
“顔にオムツで万事休す”
結末を知ってからもう一度見ると面白そうな映画でした。