感想は「『ゲット・アウト』激似だなー」だったわけだが、『ゲット・アウト』を観た時は「『スプリット』激似だなー」だったわけだし、結論としては、
”M.ナイト・シャマランは偉い”
な、わけだけど… さすがにちょっといただけない。劇中お姉ちゃんが弟に「ギヴ ミー コンテクスト(ちゃんと背景知識を教えてよ)」と怒るシーンがあるわけだが、鑑賞者は映画それ自体にそうツッコムことになるだろう。
結局、なんだったのか全くわからない。『ゲット・アウト』はそれをきちんと説明し、その上で少々陳腐になってしまったけれど、これはそれを完全拒否している。『スプリット』もスリラーから結局はスーパーナチュラルな話になってしまったし、ストーリーテリングというか話を畳む才がないのかも…?
さらに言えば、カメラワークも微妙。今回は『ヴレア・ウィッチ・プロジェクト』直径の手持ちカメラという手法だけど、成功してるかと言われると微妙。特にラストのお姉ちゃんとクレアの密室シーン、全然怖くなかったぞ…?
シャマラン3作目だけど、シャマランはコメディ映画として観るのが正しいんだな。やっとわかってきた笑