蜜のあわれの作品情報・感想・評価 - 4ページ目

「蜜のあわれ」に投稿された感想・評価

たくみ

たくみの感想・評価

3.8
すんごい独特な世界観の文芸作品
ハマる人にはハマるだろうし、ハマらない人にはとことん否定されそう。
個人的には世界観に浸った

金魚ダンスが可愛い
ゆき

ゆきの感想・評価

3.5
赤いお尻がふあんふあんと揺れる度に、ぽあんぽあんと弾ける音。
夢と現実の間を…いや、全部が夢?、文字のすきまのこと?
身を削ってカタチにする人の脆さ。
「人を好きになるということはたのしいものでございます…」
なんだろー。でもこれ好きかも。
あたしも5時の分かれ道で迷子になってるのかもしれない…。
老作家と金魚による卑猥な文化作品。

小説は読者の想像で
世界観が作られる部分があるが、
その想像による世界が、
怪しげに表現されたような映画が本作。

なかなあ人に説明しづらい作品だが、
とりあえず二階堂ふみの金魚役は、
素晴らしかった。

あと、終始暗い照明が、
とても妖艶で良かった。
Maki

Makiの感想・評価

1.5
好き嫌いが分かれる映画だと思うのですが、私はあまり心に響きませんでした。
二階堂ふみさん、大好きな女優さんなのですが...台詞の棒読み感?コレジャナイ感がすごくて最後まで見るのが大変なくらいでした。
ウマコ

ウマコの感想・評価

3.8
だいすきだよ二階堂ふみ
衣装素敵だったな〜。
高良健吾のアクタガワも合いすぎて良かった。かっこよかった。
大杉漣に怒鳴るイメージがなかったのでこういう演技もする人だったのか〜!と面白かった。
言葉遣いとか動きとかひとつひとつ艶っぽくて雰囲気も妖艶で良かった。好きだった。
原作は室生犀星の幻想小説。作者本人がモデルの老作家が、擬人化金魚と幽霊女とお戯れにちょっとエッチなおしゃべりを展開する会話文だけの「人外萌え」ライトノベルの走りと言っていいかも(*°∀°)=3

この映画では「原作小説のキャラが作家本人の前に現れ、小説をふまえた会話を繰り広げる」という構造になっている。現実世界の住人として犀星自身と小説の読者の女性、また夭折した文豪・芥川龍之介などが登場するのだが、この死者との対話は作家の妄想(劇中現実とは言えない)かもしれず。そんな感じで全体に現と幻の境がぼやけた中に尋常ならぬ関係の男女がたゆたっているような雰囲気映画。

それで面白いかと言われると、どうも文学的で耽美だったり詩的だったりしつつも中途半端にコミカルで明快な方向に振っていたり微妙。いや、「交尾して参る」「交尾はいかんぞ‼」とか私は好きなんだけどね。

結局のところ金魚を演じる二階堂ふみの演技ありきの作品ではあるよな。確かに原作小説の時代をふまえた雰囲気の語りはうまいし、バストトップは死守するもののイイ脱ぎっぷりに絶賛を惜しまない。将来彼女のキャリア的には多分プラスになるだろう。
kaorin

kaorinの感想・評価

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二階堂ふみって、いつもこんな感じな気がする。
けど、二階堂ふみにしかできない役だと思う。すごい。
akane

akaneの感想・評価

3.8
耽美で愛くるしい
老いの悲哀

ゆりこの着物の合わせが時によって変わることに終盤で気づいた

口論の場面(特に最後の二階の)など良いのに、全体評価低いんだな
金魚と作家の不思議な物語。

文学的で典型的な邦画要素がたっぷりなので退屈と感じる人は多いかも。
二階堂ふみの演技と効果音の水音で、人間の姿だけど確かに金魚の姿に見えました。赤い服を着て尾びれをはためかせながら駆けていく後ろ姿が印象的。
蜜のあわれ

人を好きになるということは、愉しいことでございます。
金魚と作家と幽霊が織りなす、艶やかで濃密な恋の物語。

室生犀星が1959年に刊行した幻想文学を石井岳龍が映画化した作品。
文学作品ならではの世界が広がっていた。

自分のことを「あたい」と呼び、まあるいお尻と愛嬌のある顔が愛くるしい赤子(二階堂ふみ)は、共に暮らす老作家(大杉漣)を「おじさま」と呼んで、エロティックな会話を繰り返し、夜は身体をぴったりとくっ付けて一緒に眠る。

しかしなにやら様子がおかしく、赤子は普通の女とは何かが違う。
普通の人間には彼女の正体がわからず、野良猫には正体がバレてしまう。
そう、彼女はある時は女性、ある時は尾ひれをひらひらさせる真っ赤な金魚だった。
そんなある時、老作家への愛を募らせこの世へと蘇った幽霊のゆり子(真木よう子)が現れる。
老作家の友人・芥川龍之介(高良健吾)、金魚売りの男(永瀬正敏)が3人の行方を密かに見守る中、ある事件が起きて・・・。

決して万人には理解できない世界観。
これが幻想文学の世界かと。
夢のような世界がそこには広がっていて、全然意味がわからないけど、日本語の語彙の使い方や表現から何か全てがとても深い意味を成しているような気がしてしまう。

それぞれが本能に従って身勝手に乱雑に起こしていく行動を、それぞれが受け止め切れず離れていくけど、それなしではお互い生きていけない。
というより生きていく意味を見失う。

一緒にいたらめんどくさいのに欲してしまう。
決してわかり合えないのに離れることができない。
何に惹かれ合ってるのかもよくわからない。
それでもお互いの好きが伝わってくる。
その「好き」や「恋」の描かれ方は人智を超えている。

金魚から人間の姿に変貌する美しくて小悪魔的な少女・赤子を二階堂ふみが熱演。
赤子と共に暮らす老作家役に大杉漣、老作家の過去の女で怪しげな幽霊に真木よう子、そして同時代に活躍し親交も深かった作家・芥川龍之介役には高良健吾、唯一赤子の秘密を知る金魚売りに永瀬正敏と、豪華キャストが物語を彩る。
特に二階堂ふみの赤子がたまらなくハマっていてよかった。艶やかな美しさとあどけない可愛さの共存。
間違いなく二階堂ふみありきの作品。
彼女は一体いくつの顔を持つのか。

何とも言えない耽美でエロティシズム漂う世界観が、そこには広がっていた。
このような文学を映像化するってかなりの挑戦ですよね。
文学って何か奥深い。