シエル

私、君、彼、彼女のシエルのレビュー・感想・評価

私、君、彼、彼女(1974年製作の映画)
-
『囚われの女』に続き、シャンタル・アケルマン監督特集二作目の観賞。

うーむ、これは。
想像外にキツかった。
特に何か想像していたわけではないけれど。

アケルマン監督は自死で亡くなったそうだが、これを見たら頷ける。
24歳で本作を撮って、亡くなるのはずっとあとだけど、この虚無感が根底にあるなら、そうなるのも無理もないと感じた。

こんな風な生き方をしていたら、あるいはこんな風な作品を撮っていたら、あとはもう死ぬしかない、と思ってしまった。

(2022年映画館30本目)
シエル

シエル