くんぺい

ゾンビ大陸 アフリカンのくんぺいのネタバレレビュー・内容・結末

ゾンビ大陸 アフリカン(2010年製作の映画)
2.0

このレビューはネタバレを含みます

ゾンビが発生したアフリカ大陸から祖国で妻子が待つ米兵と基地に避難した息子を探す現地兵が協力して逃げる映画。

ゾンビが発生した経緯については語られることがなく、淡々とゾンビから逃げ続ける展開になっている。
現代のゾンビ映画的な派手な演出や戦闘、飛んだり跳ねたりする強いゾンビというのは登場せず、広大なアフリカ大陸をただただ逃げ続ける。

そのため、映画としてはあまり面白くない感も否めないが、ある意味超現実的なゾンビ映画だと思った。

ゾンビというのは、ゆっくり歩くことしか出来なくても、簡単に殺す事が出来ても、普通に怖いんだというのを感じさせてくれる。

そして、アフリカ大陸の厳しさというのと相まって、主人公達は予想以上に苦境に追いやられていく。

そして、ラストは救いが全く無いのに、希望を持たせた感じで終わらせる謎展開で終わってしまう。

途中、アフリカ大陸に沈む夕日を背景にしたゾンビのシーンはかなり絵になっていて感動すら覚えた。

全くふざけてない超真面目なゾンビ映画で驚いたが、いいゾンビ映画だと思う。
くんぺい

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