「作品」というのものは一度始まってしまうと一種の呪縛にかけられる。
制作者が広げた風呂敷という名のストーリー、
そこに多数存在するキャラクター。
皆が"終劇"へと向かうため歩を進める。
その際、劇中のキャラクター達も
制作者達も
そしてそれを見守る我々視聴者達も、
「最後がどうなるのか見届けたい」という"呪縛"にかけられるのだ。
1995年に放送開始したエヴァこと「新世紀エヴァンゲリオン」
見るものを釘付けにした奇抜な内容や
細部まで鮮明に再現された迫力のある戦闘シーンは見るものを虜にし、すぐさま一世を風靡した。
しかしテレビシリーズの最終回では多くの人を困らせたことで話題を呼んだ。
難解という概念をも超えたその最終回から何年もの月日が経ち
庵野監督自らが「新劇場版」というカタチでエヴァを再び起動させることに
その集大成がこの一作。
我々ファン達はもちろん
キャラクターも
制作陣も
そして何より庵野監督自身が「解放」されたがっていたエヴァンゲリオンという名の呪縛
「"さよなら"はまた会うためのおまじない」
またどこかで会えることを信じて…
さようなら、全てのエヴァンゲリオン。
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[この映画のBest俳優]
マリ
[脚本面]☆☆☆
[映像面]☆☆☆☆
[ストーリー性]☆☆☆
[オススメ度]☆☆☆☆