べっきー

シン・エヴァンゲリオン劇場版のべっきーのネタバレレビュー・内容・結末

5.0

このレビューはネタバレを含みます

正直、終盤直前まで、今回の評価は星4くらいかなぁみたいな思いを脳裏に浮かべながら見てました。

しかし、終盤の裏宇宙の流れからラスト、シンジ君が立派な大人になっての言動を見て、何故か号泣してしまいました。。
エンドロール中、嗚咽をこらえるが苦しかったです(笑

Qの感想で、この物語はシンジくんの物語で、根源にゲンドウがいると書きましたが、まさにそのとおりだったんだなぁと改めて実感。

更にゲンドウは庵野監督自身という気がしてなりませんでした。

今まで庵野監督自身がエヴァという作品と向き合う中で、
様々な葛藤を抱えて、苦しい場面も多くあったと見聞きしてますが、
この作品でそれを振り返り、そしてハッピーエンドという、
視聴者へのサービスを込めた形で終える事ができた事。

多分そういう部分に対しても感動を感じた様にも思います。

ただ、もしかして、これはTV版からずっと見てきた自分世代にしかわからない感覚でもあるのかなぁという気もします。

新劇場版から見始めた人は、自分たちがTV版のラストを見た時のように、置いてかれたような感覚を感じるかな?

何にしても、今までの作品をすべて受け入れつつ、納得の行く形で幸せな終わりを見せてくれた事にすごく感謝です。
それと、高校の時に、徹夜でTV版全話を見せてくれた友人に感謝(笑
それがなければきっとここまで感極まって見ることはなかっただろうなぁ。


エンドロールでは序の主題歌が流れてきたのも、繰り返し記号の伏線回収的で面白かったですね。
ただ、あそこは残酷な天使のテーゼにしてほしかった。。
そこが唯一、残念に思った点です。

ただ、庵野監督も、その構成は考えただろうけど序に戻したという事は、TV版には戻りたくないという意志の現れなのかも(笑

とにかく、約25年かかったエヴァの物語が腑に落ちる形で終わらせてくれた、庵野監督を始めとする制作関係者の方々に感謝です。

ありがとうございました!!
べっきー

べっきー