Arbuth

シン・エヴァンゲリオン劇場版のArbuthのレビュー・感想・評価

4.0
17時〜20時の最終回。ほぼ満席の客席。
エンドロール、宇多田ヒカルの歌う主題歌が終わり、スクリーンが暗くなり場内に灯りが戻るまで誰一人として席を立たない客席。明るくなった一瞬後、会場全体から「ハァ…。」と大きなため息が同時に聞こえた。
そういう作品だった。

序から全部劇場で公開されてすぐに観てきた。TVで放映されれば録画して観た。2007年から14年、シンジ君達が生きてきたのと同じだけの長い時間。その集大成。

書きたいことは勿論色々あるけど、内容について感想を書こうとするとどうしても多少ネタバレせずにはいられなくなるだろうし、ここではこれくらいにしとく。まだ観てない人には出来るだけ何の前情報も無く観てほしいし、極力何もネタバレになるようなことは書きたくない。

一つだけ言えるのは、最初に書いたような劇場全体の一体感が得られたって意味で、良い映画体験だったってこと。
あとエンドロールの主題歌は最高に良かったです。ずっとリフレイン。

そして何より、生きてるうちに、どんな形であれ完結してくれてよかった。もうこれで続きを観れなくなるのは寂しいけど。ほんと「卒業」って感じがする。
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