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シン・エヴァンゲリオン劇場版のtamagoのレビュー・感想・評価

4.0
久しぶりに映画館に行って良かったです。
やっぱり大画面と大音響は最高ですね〜

冒頭の戦闘シーンが圧巻でしたが、ネットの宣伝で観てしまってたので、新鮮度が無かったのがちょい残念。
全体的に説明のための場面が多くて戦闘シーンが少なめで市街戦がほとんどなかったような気がして、これまでどちらかというとエヴァンゲリオン達と変な使徒たちとの戦闘シーンに惹かれていた僕としては、ちょっと欲求不満が残ってしまったかも。
期待し過ぎたのもあり、スコアはこれまでのシリーズの中では低めです。

でも、前半のドラマパートも静かだけどエヴァンゲリオンらしさがあり、特にクローンとは何なのかという色んなSFで取り上げられてきたテーマを掘り下げていたところが見所だったかと思います。そのパートの結末も衝撃的過ぎましたけど、独特の世界観に引き込まれました。
大好きな『ブレードランナー 』にも通ずる人間って何なのかということを考えさせられて興味深かったです。

説明の多いストーリーだったおかげで、疑問点がかなり明らかになり、やたらと鼻唄とBGMの時代が古臭いのもなるほどと納得できてスッキリ!
何回か観たらまた違う魅力が見つかりそうな相変わらず癖になる作品でした。
大団円としてはこれで良かったのかなと思います。
このシリーズは、マリの魅力が全開でした。
宇多田ヒカルのエンディング曲が心に刺さって余韻に浸れるのもこのシリーズのいいところですね〜
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