ガシソレ

シン・エヴァンゲリオン劇場版のガシソレのネタバレレビュー・内容・結末

2.6

このレビューはネタバレを含みます

NHKのプロフェッショナル仕事の流儀スペシャルを観たら、庵野監督の「必ず終わらせる」と言う執念を感じ、そして遂に庵野総監督が納得行く出来で映画が完成し、長きに渡るシリーズも完結を迎えたんだなと、ファンでもないのに感動し、いやむしろエヴァに対しては否定的なのに「おめでとう」と、そして「ありがとう」を言いたいと思った。

想像はしていたものの、庵野総監督も苦悩しながら、何回もやり直しながら制作してて、それに付き合ったスタッフも、収録中の声優も皆して泣いてるし、周囲の評判もイイし、なんか凄そうな映画だな、エヴァの好き嫌いはともかく、一回は観なきゃダメだなあと思ってました。

そして期待して観たら、構図が独特でカッコ良くてキャラの作画もパースに沿って破綻ない動きをしたいてエグいクオリティだったし、メカデザインも洗練さてててカッコ良かった。メカの配色が原色多めに感じたのはエヴァの特徴なのか、最近のアニメの流行なのかな?
そしていつものエヴァで、エヴァらしい終わり方でした。
映画としてはパワーと迫力があったけど、一言で言うと意味が分からない映画でした。

最初のパリの戦闘は変なメカが出てきたり、パリの街が変形するところとかとても面白くて、田舎暮らしのシーンも「地味なシーンだけど、背景とか綺麗だな。こっから面白くなるんだろうな~」と期待して観てたんだけど、綾波の頭が破裂したところから意味が分からなくなって、最後まで現実と非現実の区別がつかなくて、どこで何が起きてるのかさっぱりだった。 意味が分からなくなると、BGMもシーンに合ってないように感じた。

後半のシンジ君がエヴァに乗って色々なところで戦うところなんだけど、一番最初のセットの街でつばぜり合いしながら戦うところ、あそこだけがモーションキャプチャー丸出しのショボいアクションで凄く萎えた。
1つ引っ掛かったのはミサトさんの部屋だと思うんだけど、リビングで戦うシーンの直前に部屋の明かりが点くところ。ってことは人間サイズのエヴァが電気のスイッチを点けたってことなのかあ。
そこもギャグなのか真面目にやってるのか意味が分からなかった。

後半はとにかく、全部のシーンが分からなかった。
ミサトさんが乗ってる船で「ここにいるのも危険なのよ!」とか命の心配をしながら「これだから若い男は」とかなんとか言いながらなんとかメカの背骨が動き出したけど、結局船ごとシンジのお母さんの顔?に体当たりして乗組員全員死んだんですよね?違うのかな?
それと、シンジ君が親父の後始末をボクがするって言ったのかな。そのあと他のエヴァのパイロットに語りかけて一人一人成仏させていくようなシーン。
シンジ君にはスピリチュアル的な力があるの?

いやー今から岡田斗司夫の解説動画が楽しみですわ。
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