三郎丸

ゾンビーワールドへようこその三郎丸のレビュー・感想・評価

2.9
急にゾンビモノが観たくなり本作観賞!
目新しさは完全に失っているこのジャンルですが、ワタシは子供の頃から観賞している為、何処か期待をしてます!

お話は、
 冴えないボーイスカウト3人組プラスヒロインがゾンビの大群と死闘を繰り広げるサバイバルスリラー。
 高校生になってもボーイスカウトを続けているベン、カーター、オギー。
女の子に興味津々のベンとカーターはボーイスカウトを辞めたがっていたが、真剣に取り組むオギーにそのことを言い出せずにいた…
 そんなある日、思いがけずイケてるグループのメンバーからパーティに誘われたベンとカーターはボーイスカウトどころじゃあネーヨと、キャンプを抜け出して会場へ向かおうとするが、その途中でストリップバーに寄り道し、ゾンビに襲われてしまう!
 ピンチのところをストリップバーのウェイトレス(本作のヒロイン的な存在デスカネ…名も知らぬ女優)に助けられ、オギーとも合流した彼らは、ボーイスカウトで身につけた様々な技術を駆使して凶暴なゾンビたちに立ち向かう!果たして生きて日の目を見る事が出来るのでしょうか…

本作ポイントは、
【主人公含むボーイスカウトメンバーが、その腕を駆使してゾンビから襲われずに逃げ切れるか!】
という設定をいかに消化するか監督の腕の見せ所でしょう。
映画前半から、ボーイスカウトの存在を主人公と友人の会話のやり取りで
「ボーイスカウトはダサいよね」
と落とします…
ワタシは、
「コレは後半でボーイスカウトの本領発揮を魅せてくれるでしょ!?」
と期待するも、ボーイスカウトの良い部分を感じる事は出来ませんでした…
ゾンビに対する武器を工夫して作成する部分はまさかのガッツり割愛!
「ボーイスカウトとしての見せ所ワエ!?」
と、突っ込みを入れずにいられませんでした…
やっぱり落としたなら、ちゃんと見せ場を用意して作品を昇華してほしいです。
こんな中途半端はきちんとボーイスカウトやってる人達に失礼。

設定以外は今までのゾンビ作品をなぞったような新鮮味のない作品(味のないガムを噛んでいるような)…
ストーリーのテンションも後半までもってないし…やり直し!

オマケ
ワタシが小学校に入学するかしないか時期に、兄貴から、
「ちびっ子にも楽しめる映画だよ」
と、騙し食らって、ジョージAロメロ監督の「ゾンビ」を鑑賞、ガッツりトラウマ…小学2年生の当時
【バタリアン&コマンドー(シュワルツェネッガーが元気いっぱいのやつ)】
の同時上映!を親抜きで、友人と2人で初めて映画館で鑑賞している、ゾンビ触れ合い歴のまあまあ長いワタシとしては、最近のゾンビ映画には辛口にならざるを得ないところがあります…

どこか過去の遺産(ゾンビ映画)に甘えているように見えます…
三郎丸

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