JunjiKamatsuka

DENKI GROOVE THE MOVIE? 石野卓球とピエール瀧のJunjiKamatsukaのレビュー・感想・評価

5.0
大半で電気の音が大音量で鳴ってるんだけど、さすがに気持ち良い。音だけで言うと映画館でかつてない程の気持ち良い音体験。それもそのはず多感な時期に電気聴きまくって血になってる訳だから。年をとって郷土料理が改めて美味しく感じるのと似ている。ソウルフードならぬソウルサウンド。四捨五入すればほとんど羊水に浸ってるようなもんである。
画面に出てくるのは敬愛する音楽のパイセン達なので終始目を皿のようにして背筋を伸ばして観てました(自然とそうなる)。
元メンバーまりん様の出番が多くて凄く嬉しい、楽しい、大好き。
この映画を観て驚いたのはこんなに自分の中に電気グルーヴのサウンドが根付いてたんだと気付いてしまったこと。電気大好きという訳でもないと思っていたけど、良くも悪くも彼らに対する想いとかサウンド、彼らに付随した様々な記憶や体験は思った以上に情報量が多く、それらが深く心に根付いていた。
電気の歴史を古くから順を追って見せてくれるんだけど、創世記、闇期、光期、成熟期と上手く繋がっている非常にポジティブな仕上がりになってるのが大根さんっぽい。
愛おしい音の記憶!音の記録!
笑いあり涙あり興奮ありの仕上がりになってる。
電気に対する俺の熱狂ポイントはアルバム『ビタミン』と『A』なんだけど映画のなかでもこの二つは歴史のピークとして語られていた。自分と世間の考えが一致することなどあまりないのでちょっとだけ嬉しかった。
大根さんの視点は至ってクールだったね。突き放すような視点。電グル好きだー!って言い出したら仕事にならなくなると思ったんじゃないかな。
まぁ、どすすめです。アーティストの生き様を見るには充分な出来!