エブリバディ・ウォンツ・サム!! 世界はボクらの手の中にの作品情報・感想・評価

エブリバディ・ウォンツ・サム!! 世界はボクらの手の中に2015年製作の映画)

Everybody Wants Some!!

上映日:2016年11月05日

製作国:

上映時間:117分

3.8

あらすじ

1980年夏、野球推薦で大学に入学することになった主人公・ジェイク(ブレイク・ジェナー)が、個性豊かで騒々しいチームメイトたちと野球はもちろん、女の子、お気に入りの曲、パーティ、お下劣なジョーク…あらゆることに全力で打ち込み、新たな出会いと成長、そして恋を経験する。

「エブリバディ・ウォンツ・サム!! 世界はボクらの手の中に」に投稿された感想・評価

masayaan

masayaanの感想・評価

4.6
真っ二つに砕かれてしまった2016年のアメリカで、人種や、個性や、ライフスタイルのサラダボウルであるアメリカを語ること。いや、正確には「かつてサラダボウルと呼ばれた」アメリカの、ある筈もない幻影を語ってみせること。リンクレイターが何を意図してこれを撮ったかはほとんど重要ではない。ただ、この題材が小さくない意味を持ってしまったことだけが重要だ。

実際、ここにあるのは特定の中心を持った調和などではない。ゴロゴロの具材が、互いを潰すことなく、ただゴロゴロのままかき混ぜられる意味での「United」である。互いにまったく異なる「僕たち」として今ここを生きていることに、劇的な意味も必然性もまったくないこと。それでも結果的に出会ってしまった人たちと、あるいは自分と、彼らはいやいや言いながらも生きている。覚めつつ、熱しつつ、でもこれが人生なんだと生きている。

そして、ゴロゴロとぶつかり合った上での「調和」の意味を両価で体現しているのが、音楽だ。ブギー、ファンク、ディスコ、ウェスタン、カントリー、MTVロック、パンク、サイケデリック・ロック、それにヒップホップと、白も黒もとっ散らかった選曲で、途中、主役の男が(リンクレイター映画らしく、いささか説明的に)言及してしまうように、そのフラットさにおいてポストモダンの夜明けといった感じである。逆を言えば、こういうことだろう。「カウボーイが作った偉大なアメリカは1980年にはとっくに死んでいたよ」と。

映画は、しかし、「カレッジ(=大学デビュー)もの」という陳腐な体裁をとりつつ、また、陳腐さの仮面の下で時おり自家中毒を起こしながらも、何とかその役割を徹して(=踊って)いる。一見、ただの乱痴気騒ぎであり、だらしのないノスタルジアであるが、カメラが写し取って来た世界の美しさは、しかし、過去と言うよりは今にも崩れそうな儚い夢のようだ。その演出意図を考えると、泣けてくる。抵抗か、諦めか、もしくはその両方。
バイブルに近い。
リカ

リカの感想・評価

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久々リンクレイター監督
80s設定がまず最高で大好きな雰囲気も音楽も詰まってる!80年代のdisco musicで踊るのちょっと憧れ🕺
みんな体格良すぎてビックリする。ほんとに大学生?って感じ。口悪くてハチャメチャだけど本気で楽しそう。。
何事も全力でenjoyだね。
大学生の時に見れてよかった〜!
何事も楽しむマインド最強〜!

何事もやってみよう!
バカヤローの時期ってあっていい。
うん、彼がずっとそこにいたい気持ちも
わからなくもないなぁ。

でもホント、バカヤロー笑
mimu

mimuの感想・評価

3.8
ビバ80's!! 下ネタ満載なのに観終わった後は何故か不思議と清々しい気持ちになれる。なんも考えないで何回も観たくなるような一本。
みんな根はいいヤツだし、TPOでちゃんと着替えてるとこが可愛かった。
昔のアメリカのTVドラマみたいなエンドロールも最後まで楽しくて◎
Yuta

Yutaの感想・評価

4.1
物事が意味を持つかどうかは自分次第

物語において特に起伏もあるわけではないが、大学生活にフォーカスを当てて人生の時間軸を点として捉えることによって「あーあの時こうだったな」とか「懐かしいな」とか、そういうノスタルジーそのものを映画を通して可視化されているように感じました。
先程、友達数名でご飯を食べていた時に写真フォルダを見返して去年の事などについて振り返っていたのですが、脚色されているのかもしれないがとにかく「あー楽しかったな〜」と盛り上がったわけだが、きっといつか振り返った時にあの時は良かったなという瞬間を僕は今紛れもなく過ごしている、が、やはりその瞬間ごとにそういった感情を感じることは些か難しいです。
しかし今過ごしている時間は数年後にはもう戻れない最高だった瞬間であり人生という長い尺度の中の刹那的な幻想、点に立っていることを再認識できました。
リチャードリンクレーターはやはり時間という概念を映画として非常にうまく組み込ませみせてきては常に良い意味で呆気にとられます。リンクレーターと今この瞬間に、乾杯🥂
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