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エブリバディ・ウォンツ・サム!! 世界はボクらの手の中に(2015年製作の映画)

Everybody Wants Some!!

上映日:2016年11月05日

製作国:
  • アメリカ
  • / 上映時間:117分
    監督
    リチャード・リンクレイター
    キャスト
    ブレイク・ジェンナー
    グレン・パウエル
    ゾーイ・ドゥイッチ
    オースティン・アメリオ
    ウィル・ブリテン
    ライアン・ガスマン
    タイラー・ホークリン
    ワイアット・ラッセル
    ソフィア・テイラー・アリ
    ジョナサン・ブレック
    あらすじ
    1980年夏、野球推薦で大学に入学することになった主人公・ジェイク(ブレイク・ジェナー)が、個性豊かで騒々しいチームメイトたちと野球はもちろん、女の子、お気に入りの曲、パーティ、お下劣なジョーク…あらゆることに全力で打ち込み、新たな出会いと成長、そして恋を経験する。

    「エブリバディ・ウォンツ・サム!! 世界はボクらの手の中に」に投稿された感想・評価

    masayaan
    4.6
    真っ二つに砕かれてしまった2016年のアメリカで、人種や、個性や、ライフスタイルのサラダボウルであるアメリカを語ること。いや、正確には「かつてサラダボウルと呼ばれた」アメリカの、ある筈もない幻影を語ってみせること。リンクレイターが何を意図してこれを撮ったかはほとんど重要ではない。ただ、この題材が小さくない意味を持ってしまったことだけが重要だ。

    実際、ここにあるのは特定の中心を持った調和などではない。ゴロゴロの具材が、互いを潰すことなく、ただゴロゴロのままかき混ぜられる意味での「United」である。互いにまったく異なる「僕たち」として今ここを生きていることに、劇的な意味も必然性もまったくないこと。それでも結果的に出会ってしまった人たちと、あるいは自分と、彼らはいやいや言いながらも生きている。覚めつつ、熱しつつ、でもこれが人生なんだと生きている。

    そして、ゴロゴロとぶつかり合った上での「調和」の意味を両価で体現しているのが、音楽だ。ブギー、ファンク、ディスコ、ウェスタン、カントリー、MTVロック、パンク、サイケデリック・ロック、それにヒップホップと、白も黒もとっ散らかった選曲で、途中、主役の男が(リンクレイター映画らしく、いささか説明的に)言及してしまうように、そのフラットさにおいてポストモダンの夜明けといった感じである。逆を言えば、こういうことだろう。「カウボーイが作った偉大なアメリカは1980年にはとっくに死んでいたよ」と。

    映画は、しかし、「カレッジ(=大学デビュー)もの」という陳腐な体裁をとりつつ、また、陳腐さの仮面の下で時おり自家中毒を起こしながらも、何とかその役割を徹して(=踊って)いる。一見、ただの乱痴気騒ぎであり、だらしのないノスタルジアであるが、カメラが写し取って来た世界の美しさは、しかし、過去と言うよりは今にも崩れそうな儚い夢のようだ。その演出意図を考えると、泣けてくる。抵抗か、諦めか、もしくはその両方。
    夏。大学入学前の普通の三日間。けど青春って感じ。
    良い!
    とりとめもない馬鹿馬鹿しい日常。
    あるある、同じでなくてもこんなバカみたいな日々あるある。男子であれば、程度は違えど共感必死。
    そしてラストの切れ味や良し!
    てるる
    3.5
    野球の強豪大学に入った新入生ジェイクは新学期が始まる3日前に、野球部員達が共同生活をしている貸家に到着。
    その新学期開始までの濃密な新生活を描く青春コメディ。

    先に住んでいた先輩達は酒、女、ギャンブル、ドラッグ、パーティーのことしか考えてないバカ野郎ども。
    最初こそ髭面が多くて誰が誰だか分からないけど、個性的で変な奴らなので段々と見分けがつくようになる。
    自分も大学は男子寮にいたからなんとなく懐かしくなった。
    とにかく真面目な奴から底抜けにバカな奴、チャラ男やらゲイやらインド人やらバラエティ豊かすぎて毎日飽きなかったし、普段は「うるさいなぁ」とか「一人部屋が欲しい!」とか思ってても、正月とか夏休みとか寮が閑散とすると凄く寂しくなったり…。

    でもこのアメリカの大学生達のはっちゃけぶりには敵わない。
    とにかく歌って踊って酔っ払ってFUCK部屋やらトイレやら車の中でヤる。
    女子生徒もみんなそんなに軽いんですか?てくらいのパリピぶり。
    これ観るとアメリカの学生に偏見持っちゃうわw

    残念なのは主人公がなかなかいけ好かない奴なのがなぁ…イケメンでスポーツも出来るとかそれだけで敵w
    でも何よりパーティで軽いノリでヤッときながら、「この家に出入りするビッチ」呼ばわり。
    そしてちゃっかり真面目そうな女子を捕まえるあたり腹立つ…。
    でも現実でもそういう奴のほうがモテたりするし、ある意味リアリティあるかもw

    でも若さに任せて全力でバカをやり、スポーツに打ち込み、青春を謳歌する彼らを観るとなんだかんだ笑えるし楽しい映画ではある。
    さらに70年代の一周回ってオシャレなファッションや音楽もセンスを感じる。
    この年代が好きな人には間違いなくオススメ出来る。

    唯一、野球や学生生活を諦めきれないウィロビーのエピソードがなんか切なかった。
    愉快だね!でも女女な男の頭の中が理解できなかった。笑
    ルネ
    3.0
    2016年。 監督・脚本はリチャード・リンクレイター。

    1980年のアメリカで、大学の強豪野球部に推薦入学した主人公が、新学期の始まる3日前から仲間とはしゃぐ物語。

    監督みずから『バッド・チューニング』(1993年)と『6才のボクが、大人になるまで。』(2014年)の精神的な続編にあたる作品と言っていて、『バッド・チューニング』を明るくした感じ。

    野球部の仲間と暮らす一軒家で、下らないゲームをしたりバーや近所でナンパしたりと、ただそれだけの内容。 『アメリカン・グラフィティ』にも結構似てると思う。

    ニール・ヤングのレコードが写ったり、パンクのライブシーンがあったり、コステロなんかの名前も出てきたりと、ロック好きなリンクレイター監督らしい作りが嬉しい。 タイトルはヴァン・ヘイレンの曲名らしいです。

    体育会系のノリが好きじゃないのであんまり盛り上がれなかったのだが、当時のファッションや音楽は楽しめました。 主人公のする恋もさわやかでいいです。
    リンクレイター監督の80年代アメリカ野球名門大学を舞台にした青春群像劇。

    名門野球部ってこともあり、個性の強い面々の入学までの3日間の日常。

    高校を卒業して社会に出るまでの間の、俺様的な思想がはち切れんばかりで眩しい。様々なパーティ、音楽、ファッションはさることながら、やはり監督の1番魅力は仲間同士の何気ない日常会話。

    ビフォアシリーズの長回しでの会話もいいけど、ビフォアミッドナイトのギリシャでの家族の昼食での会話はとても良い。本作は子供以上、大人未満ならではのフレッシュさが会話にあふれてる。

    これをみたらテラスハウスがぬるすぎてみてられない。
    mei
    3.7
    大学入学までの3日間を切り取った青春ムービー

    新たな仲間との出会い、恋、パーティー、女、パーティー、葉っぱ、ビール、女、卓球、ビール、野球、パーティー…(あれ?この人たち馬鹿なのかな?)

    本当にそれだけ!けどそれが面白い!!
    彼らを通して80年代のアメリカの学生生活を体験してる気分になりました。

    登場人物は結構多いのにそれぞれの個性が強すぎて覚えられちゃう。個々のキャラクターが本当にいそうな奴らで妙にリアルなんだよなー。いきいきと馬鹿なことをしている彼らが好きでした!

    ピチピチTシャツに短パンが超クールなファッションだった時代です。それに比べるとパンク好きな人のファッションは昔も今もあまり変わらない…。時代に流されないってすごいです。

    ヒロインのゾーイ・ドゥイッチが94年生まれだという事実に衝撃を受けました。『ヴァンパイア・アカデミー』の時はまだ10代!? 勝手に20代後半だと思ってました…。
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