映画祭で見逃したやつ。面白かった。先日観た「Proof」が良かったジョスリン・ムーアハウス監督作、原作あり。派手な復讐劇ではないよ。
幼い頃に少年を殺した容疑で町を追放されたティリーが成長して母の面倒を見るために帰郷、町の人々がざわつき始めるが…という話。
タイトルがドレスメーカーとなっている通り、ティリーは町を離れている間に針子の腕とドレスのデザイン能力を身に付けていた。
終わってみれば確かに復讐劇だったけど、離れていた母娘の絆の話でもあり、小さな町のコミュニティの閉鎖的な雰囲気や権力者の横行、冤罪がもたらす悲劇のようにも見えた。
ドレス制作の腕を買われ少しずつコミュニティに馴染んでいくように見えた前半から一転、後半の展開は山が何度か来るので面白い。
悪には裁きが下りても失ったものは大きすぎる。
あと、信じた者に対しての仕打ち、自業自得だし無茶したとはいえ悲惨。
ディリーが呪われてると町民は言うが、本当に呪縛から逃れられないのは…
無念だけは晴らすことができたのがせめてもの救い。
きっと逞しく生きていくと思うよ。
ケイト・ウィンスレットがゴージャスで美しい、ヒューゴ・ヴィーヴィングが女装趣味の警官で実はイイヤツ、リアム・ヘムズワースは爽やかで真っ直ぐな役良い、サラ・スヌークまたしても最初全く気づかなくて途中からの変わりように驚く。
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