フランスらしいエスプリの効いたシュールなコメディ作品。
普段コメディ映画はほぼ観ないですが、本作は面白かったです。
ブルジョワ階級への風刺なのでしょうが、部長宅の前衛的で超モダンな家がバカらしくて、なんとも子供が可愛そうでした。
逆におじさんの住む下町は、いかにも労働階級な感じですが、町やそこに住む人々には血の通った温かみを感じました。
ジャック・タチ演じるユロ伯父さんは、(観たことないですが)チャップリンを彷彿とさせました。
脚本・監督・主演の三役を務めるジャック・タチのセンスとユーモアは素晴らしいです。