ゴリアテの憂鬱

ぼくの伯父さんのゴリアテの憂鬱のレビュー・感想・評価

ぼくの伯父さん(1958年製作の映画)
4.2
フランスらしいエスプリの効いたシュールなコメディ作品。

普段コメディ映画はほぼ観ないですが、本作は面白かったです。

ブルジョワ階級への風刺なのでしょうが、部長宅の前衛的で超モダンな家がバカらしくて、なんとも子供が可愛そうでした。

逆におじさんの住む下町は、いかにも労働階級な感じですが、町やそこに住む人々には血の通った温かみを感じました。

ジャック・タチ演じるユロ伯父さんは、(観たことないですが)チャップリンを彷彿とさせました。

脚本・監督・主演の三役を務めるジャック・タチのセンスとユーモアは素晴らしいです。