mar88

ぼくの伯父さんのmar88のレビュー・感想・評価

ぼくの伯父さん(1958年製作の映画)
4.0
フォロワーさんがレビューしていて知った作品。

わー、これ最高な映画だー。

あれこれと難しい事はわからないけど、とりあえず、言っておくオシャン。

全てがオシャン。
(自分の語彙の少なさに嫌気がさしてます)

主人公が、ドタバタと王道に面白い事を繰り広げるのも良いけど、影でボソっと面白い事をする「笑い」が好き。

ちびまる子でいうところの「野口さん」的笑い。
そんな感じの面白さが、たくさん散りばめられている。

いとうせいこうさんが、ジャックタチの事を語っているインタビューに、
《「一生懸命に頑張った人が報われました。めでたしめでたし」とか「ある人が不治の病にかかって死んじゃった」とか、そういう一本調子な物語に感動する人には、タチの世界は全くわからないと思う。でも、「なぜかどんなことにものめり込めない」とか、「夢中になれない」とか、「どうしても物事を斜めから見ちゃう」とか、ちょっとでもそういうコンプレックスがある人は、観ると理解できると思う」》
とおっしゃっていて、「なるほどー」と思った。

札幌では今月末に公開する映画「皆さま、ごきげんよう」に、なんとこの「伯父さん」のイラストを書いた方がちょい役で出ているらしい。
このタイミングの嬉しい偶然。
観なきゃ。

良い時間だったー。
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