KAMBAYASHIAI

ぼくの伯父さんのKAMBAYASHIAIのレビュー・感想・評価

ぼくの伯父さん(1958年製作の映画)
3.5
最初から最後まで、ゆーーーーーーーーっくりずーーーーーーーーーーっとボケてます。まさにフランスらしい、大爆笑のないクスクス笑いコメディ。

パリの下町に住む庶民的な人々の暮らし(伯父さんはこっち側)と、家の中全てがオートメーション化されたお金持ち(伯父さんの妹夫婦)の暮らしっぷりを比較して、どちらが人間味があるのか?というのが映画の1つのテーマになっています。
呑気な伯父さんももちろんいいけれど、妹夫婦とその近所のお金持ちさんたちの言動、行動のあまりのおバカさんっぷりが、それこそ子どもがおもちゃに夢中になって大はしゃぎで遊んでいるのと同じように見えて、とても可愛らしく思いました。便利っていいと思う!!お金持ちも素敵!


ジャック・タチ演じる伯父さんのみ、台詞なしのパントマイムのみの演技です。主役である伯父さんのみサイレントという不思議な作りは、とても面白いと思いました。
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