kabaya

ぼくの伯父さんのkabayaのレビュー・感想・評価

ぼくの伯父さん(1958年製作の映画)
5.0
2020/8/21
最初のお犬タイムだけでも忘れられない感情あふれる。
初めて叔父さんの家が映ったときに、あ、こんないい家をゆっくり観る時間をくれるのかよという多幸感。事実、家に入るまでの間家を舐め回すようにみるだけの時間、なのに幸せだった
こんなおもろい映画最高だー


2023/1/24
1番面白いところは夜中の枝切り鋏

システム的な生活に対して、何事もないかのように内部から分解して、放棄し続けるおじさん。実はおじさんが主犯というわけではなく、下町・子供・犬に該当する輩があちこちで思い思いにズケズケとぶち壊し続けてる。
(着る物を違えど子供と犬はいたずらを通して繋がり合う)
おじさんは職を得ても、シガーライターを渡されても、拒否はせず、使ってみては何食わぬ顔ですぐに捨てる。
そんなおじさんに憧れるのは子供だけでなく、義弟もそうで、偶然にも鳴らした口笛で、手に入れた向こう側の切符=ジェラールの握手というシーンは普通に泣ける
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