風来坊

カリフォルニア・ディストラクションの風来坊のレビュー・感想・評価

2.0
カリフォルニアに超巨大地震が発生すると予測した地震学者のヒロインが、パニックに陥る市街地で義理の娘を救うために奔走する。災害パニック映画。

これは正真正銘、B級映画とモックバスター映画でお馴染みアサイラム社プレゼンツの映画。アサイラムの映画にしてはヒロイン役はそこそこのヴィジュアル。ただアップはキツいのにアップのシーンが多くて萎える。ヒロインのキャラクターがイマイチ…最初に地震が来るのを期待しているような風で、一言多い皮肉屋で何だか好きになれない。

CGは相変わらずのチープさ…。地滑りとカバのシーンはホントに酷い…。大きい地震が来るのに高層建築の屋上を目指すとかちょっとあり得ないな、ヘリがどうたら言っているが映画的な都合としか思えない。主人公を始めとして登場人物の多くに好感が持てない。

危機的状況での我先に助かりたい人間のエゴやなんかは所々にあって滑稽だけどよく表現されていたかな。アサイラム社製作と知った上でB級パニック映画と割りきって観ればまずまずは観れますが、そこまで面白い物じゃないのであえて観る必要性は無いと思います。これなら直近で観た「カリフォルニアブロウ」の方がまだ面白かったなと思います。
風来坊

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