「この宣誓を法と心得よ！！！！！」
親子二代に渡る英雄譚を描いた2部作の前編。
ダイナミック過ぎる演出と王座をめぐる壮絶な骨肉の争いがすっごい。うっかりすると古代インドの歴史ものと思っちゃいそうな説得力パワーだが、物語のベースになっているのは世界3大叙事詩のひとつ「マハーバーラタ」らしい。さもありなん。
実際のマヒシュマティ王国は13世紀頃まではあったらしいけど正確な位置は分かっていない。日本の邪馬台国みたいな感じか。
そんなほぼ架空の、想像上のマヒシュマティ王国を舞台に、我が王“バーフバリ”の栄光の軌跡が語られる。
この二部作、構成もダイナミック。前編（伝説誕生）の前半ではシヴドゥが主役だけど、後半では話が50年前に遡り主役はアマレンドラ・バーフバリとなる。そして後編（王の凱旋）では前半で父アマレンドラの物語が、後半で息子マヘンドラ・バーフバリ（シヴドゥ）に話が戻ってクライマックスを迎えるのである。
前編と後編を繋ぐのはある衝撃の展開で、「えーここで終わっちゃうの？次回が気になる気になるー」と思わずにいられない前編の幕引き。前編を見たらすぐに後編見ずにはいられない。（だから私は1作目・2作目とせずに前編・後編と呼んでいる）私の場合は前後編を続けて映画館で観られたので待たされるモヤモヤはなかったのだが…。
これからご覧になる皆さんはぜひ前後編続けて見てほしい。6月からは後編の方だけ完全版が上映されるようなので、既に見た人も前編の復習はマストだぜ。この宣誓を法と心得よ！
2/6 バーフバリ 伝説誕生 字幕 @チネ・ラヴィータ
