めも

ポンヌフの恋人のめものレビュー・感想・評価

ポンヌフの恋人(1991年製作の映画)
4.3
「あなたとならば、どこへでも行ける気がした」とでも言わんばかりに、ふたりだけの世界にどっぷりと入りこんで、あらぬ方向へとどんどんつき進んでいく。そのさまは、それ以外に信じるものがないと信じ込んでいるまっすぐさと狂気さ、そしてそうではないといつか必ず気づいてしまうあやうさに満ちていて、でもわたしはいつだって何かがはじまるときは終わることを想像してしまうけれど、いましか頭にないことがすこしうらやましく感じるのです。なんだかときどき泣きたくなる、不思議な作品。
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